「国破れて山河あり 子ども版声に出して読みたい日本語 9」 みんなの声

私の趣味で選んだ本なので、3歳の息子には正直少し早かったようです。

しかし、嫌がらずに聞いてくれているようなので、無意味ではないかなと思います。


子育ての本で、論語が徳育にとても大きな意味を持つという内容の本を読んで、論語をぜひ子どもにも伝えてあげたいと思い、探した一冊です。

見たことあるものもないものも、漢詩の一節が絵本になって掲載されています。
絵になっているので、大人でもとても分かりやすいです。
なかなか、この内容で絵本はないので、とてもありがたいです。

もう少し大きくなってからも読んであげたいなと個人的には思っている一冊です。

むずかしい漢語も、絵がいっしょだとわかりやすいです。やさしい色合いの絵をみていると、漢文の内容がすっとはいってきます。学生のころあんなにいやだった漢文をじっくり読んでいる自分にびっくりします。

子供も今は意味がわからくても、このような楽しい絵本にふれていると、教科書で勉強するときにはいっていきやすいだろうなと思います。絵本の「力」を感じました。

子ども版　声に出して読みたい日本語シリーズの一冊です。
解説に「幼児や小学生の心に漢詩がカルシウムになって入っていき、日本語の背骨となっていってほしい」という一文があります。

私は国文学専攻だったので、「国破れて山河あり」という一文だけで、こみ上げるものがあり、これは幼いうちに子どもにも親しんでもらいたい！と勢い込んで借りました。
ところが、子どもは、全くの無関心。「なに、それ？お経？」という位の感覚でした。
わけが分からなくても読み聞かせ、体に沁み込ませてしまうという方法もありますが、やはり関心もないものを無理強いするのはやめました。
やはりもう少し大きくなってから、自分で読むようになるのを待つことにしました。
齋藤さん、我が家では、カルシウム摂取できず、背骨形成もまだまだです。