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10件見つかりました
さねとうあきらさんと井上洋介さんのペアはなにやら怪談をとりあげているようですが、井上洋介さんの絵を通して情に食い込んでくるような作品が多いのでは。 その中で(まだ3作しか見ていませんが)、この作品には人間のぬくもり、母の子に対するぬくもりが感じられる作品です。 井上さんの絵がほとんど淡色で墨絵のような世界を作っている中で、死んだ母の生まれ来る児に対する愛おしみがにじみ出てくるような作品になっています。 毎夜あめを買いに来る女性。 七日目には金が尽きてしまったけれど、あめを差し出したあめやの主人は帰る彼女の後をつけていきます。 そして、墓の中から赤ん坊の泣き声が…。 文章にすると怖〜いお話ですが、読み終わった後はなにやら心にぬくもりをいただいたような怪談です。 読み聞かせしても怖くないよ。
投稿日:2010/12/10
怖いお話を読みたくて、探していた時に見つけました。 桜散る春の夜中に、お寺のそばの飴屋の戸を叩く音がします。 「ほて、ほて、とん、とん」 店の主人が戸を開けると、女の人がたっていました。 一粒で寿命が一年延びると言われる黒飴を、毎晩買いに来るのが気になって、主人は後を追います。 怖いのだけれど、ほろりとするお話でした。 井上洋介さんの味わいのある絵が、お話にあっています。 最後のページがカラフルになっているのが良かったです。
投稿日:2020/08/31
8歳次女に借りました。 お寺のそばの小さな飴屋さんに夜に飴を買いに来る女性。毎晩来る女性を追いかけてみると、その女性はお墓の方に。 何だか怖い怪談のように思いますが、赤ちゃんのために飴を買いに来ていた幽霊の女性。幽霊になっても子供を思う気持ち。とても温かいお話です。
投稿日:2018/02/16
お話のすばらしいところはみなさん書かれているので私はちょっと目に付いたことを。 「絵・いのうえようすけ」とあるのは「井上洋介」先生ですよね。 すばらしい絵本をたくさん書かれている方です。 この「こそだてゆうれい」のラストのページには 「赤い花が植えられているお寺」が描かれています。 今までずっと夜お話で画面が暗かったので ラストシーンのここだけが印象的です。 この花はざくろではないでしょうか。 安産祈願の神社・寺社にはざくろが植えられていますよね。 一説には鬼子母神とかかわりがあるとか。 この「こそだてゆうれい」自体は昔から伝わる話ですが、鬼子母神、ざくろとのかかわりがあるのかどうか検索してもわからなかったので、この赤い花は井上先生の解釈なのではないでしょうか。 このお寺は安産・子育て祈願のお寺、だからこの女はこの寺の前で行き倒れなくなってしまった、そして埋葬されても赤ちゃんは元気に生まれてきた… そう思いながら読み返すとまた胸にせまるものがあります。
投稿日:2015/08/16
息子は普通のちょっと怖い系の昔話くらいに読んでいたっぽいですが、私は感動しました。 死んでもなお、お腹の中にいた赤ちゃんのために、飴を買って行くお母さん。 本当に感動します。赤ちゃんを思うと成仏出来なかったんですね。
投稿日:2015/07/08
むかし、 あめやがありました。 このみせのじまんの くろあめは ひとつぶ しゃぶっただけで いのちが 1ねんのびると うわさされていました。 こんなはじまりのお話です さねとうさんの ことばが きれいで 擬音がおもしろくて 井上ようすけさんの絵が 怖〜い暗い雰囲気です 飴を買いに来る女の人とあめやの主人の会話が、いいのです 七晩つづけて 雨の日も 風が吹いても買いに来る女の人 あるときお金が亡くなったのですが あめやさんはあげるのです この優しさ 人情とはこういうものでしょうか ところが この女の人がどこへ帰るのか 後をつけたのです このあたりから 怖くなるのです そして この女の人は お墓の下で赤ん坊にあめを食べさせていたのです 母親の子供への愛情の深さに 涙がでてきそうなお話です・・・ 赤ん坊はいきていて、お寺の和尚様に育てられたと有ります。ハッピーエンドでよかった! 怖〜いお話ですが、惹かれるおはなしでした(怖いお話、してと学童の子供たちからリクエストされることがあるのです。) 今度 語りで 「こそだてゆうれいを」をして下さるのですが 語りで聞くともっと 想像して 深く心に響くようにおもえます 楽しみです!(わたしも 覚えて語りたいお話です)
投稿日:2012/02/23
最近、昔話にはまっている息子が選んできた絵本です。 普段、読み聞かせは寝る前がほとんどなので、 この絵本は「もしかしたら怖がってしまうかも。寝る前に読まない方がいいかな?」と思案しながら手にとりました。 読んだところ、、大丈夫でした。 怪談ですが、母の愛のふかさにジーンとくる方が大きくて、 読み終えたときに、怖さは残りません。 息子より、母(私)の方が感動していたりして。
投稿日:2011/07/22
我が子を思う母親の一途な愛が伝わってきました。怪談話なのですが、ちっとも怖くなく、人の情けに感動してめでたし、めでたしに心温かくなりました。自分のお店の商品に誇りを持って感謝している飴屋のご主人の温かい気持ちに触れ、和尚さんの人情厚い気持ちに触れ、人間に生まれてよかったと思いました。死んでも我が子を守りたい母親の思いは どの母親でも同じだと思いました。
投稿日:2011/03/23
若山憲さんの絵のほうもよかったのですが、 井上洋介さんの絵のほうもまた、よいのです。 1年生の教室で読んでみました。 「次はこわいやつ・・・」と言ったら、 「やったー!!」と声があがりましたが、 途中、トイレに2回行った子が2人いました。 きっと、言えないけど恐かったんだろうな。 ごめんね。 「恐い」というより「母の愛」だと思うのは、 もっと大人になってからなのかな。
投稿日:2007/06/23
幼い頃に何度も何度も繰り返し聞いていた怪談話ですが、今では2児の母になり、死んでもなお子どもを育てようとする母親の強い愛情に強く心動かされました。 死ぬ時に棺桶に入れる六文銭を、ぎゅーっと握りしめて我が子のためにあめを買いに行く母親のおばけに、夜中に何度も起こされても腹を立てるどころか最後にはただであめを渡すお店のご主人の優しさが心地いいです。 幼い頃に聞いた話がどんな結末だったかは思い出せないのですが、この絵本はめでたしめでたしになっていて涙ぐんでしまいました。
投稿日:2007/05/08
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