おばあさんとどうぶつたちの出てくる、かわいいおはなしです。
このおばあさんのお仕事は、イチゴを真っ赤に塗って、甘くすること。
おばあさんはとっても小さくて、イチゴ畑の下の土の中のおうちに住んでいました。
このおうちがとても居心地良さそうで、気になります。
苺の季節ではないのに、イチゴができて、おばあさんは大忙しでおしごとをしてずいぶん疲れてしまったのに、翌日にはすっかり雪が積もっていました。
こういうことってありますね。
本当に一所懸命やったのに、自分のしたことは一体なんだったのだろう、と言うようなこと。
でも森のどうぶつたちが集まって、大喜びで雪の下にある甘いイチゴを掘り出しました。
寒い冬のさなかに、美味しい食べ物のめぐみ。
おばあさんは、努力が報われたことを知り、疲れも快いものに変わったと思います。
どうぶつたちの役に立つのは嬉しい事です。