「日本の神話 古事記えほん(1) 国生みのはなし〜イザナキとイザナミ〜」 自信を持っておすすめしたい ママの声

多くのものに神が宿り、何事も大切にしてきた昔の人にとっては、様々なところから神が生まれてきた「国生み」のお話は、とても神聖なもので、日本各地に様々な神様が祀られた神社があるのも納得です。

沢山の神様が生まれる様子は、不思議な部分もありますが、一連の流れを見ていると、妙に納得出来てしまうのです。

原書に近いものを読むのは大変ですが、この本ならとても読みやすく、子供にも大人にも分かりやすくていいのではないかと思いました。

古事記という名前は、歴史の授業で習ったけれど、中身は全く知らないままでした。こんなにおもしろいものとは！もちろん絵本向けに、おもしろく読みやすくしてるのでしょうけれど。絵も、ポップな感じではなく、昔話にぴったりの味わい深いものです。
ストーリーは、日本の神々が生まれた時のものです。結婚したり、死んだり、恨んだり・・・神様だけど、俗っぽいところもおもしろいです。神様たちの生まれ方も斬新で、衝撃的だったりします。
子どもにぜひ読ませたい、日本の昔の物語です。私も子供の時に読みたかったと思いました。

10歳の息子と読みました。

私自身幼いころによんだ古事記のお話が忘れられず、
ずっと息子と読める本を探していたころに出会った貴重な一冊。

こんな絵本をずっと待ってた・・・！

絵が美しすぎもせず、怖すぎもせず、
グロい部分もグロすぎもせず、
ポイントポイントは押さえて、文章の長さも、ちょうどいい！

こんなにポンポン神様や国土が産まれてくるお話に、
息子はちょっとたじろいでいましたが、
最後のオチといっていいのか、
一日に人が千人死んで、千五百人産まれてくるようになった話には、
ちょっとウケてました。


神話っていいなって思えてもらえると嬉しいな。
次のスサノオも必ず息子と一緒に読もうと思います！

このお話は『古事記』の中の神話のひとつです。
神々しさよりも、勤勉さや情の深さや人の弱さが伝わってくるイザナキとイザナミ。
とても日本人らしい天地創造だと思いました。
そしてやはり、日本最古の『古事記』を絵本で読めるというのが、いいですね。
絵も美しく、漢字にはすべて仮名がふられています。
小学生くらいから、楽しめる作品だと思います。