「ハワイ島のボンダンス」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

５歳の娘と読みました。

「ハワイ」にとっても憧れている５歳の娘。
いつかハワイにいって、レイをつけて髪飾りをつけて、
ダンスをしてみたい！という思いで読んでいたみたいですが、
あれれれれ？ボンダンスってなんだ？

ボンダンスの謎については、読んで読んで、中盤でやっと
私も分かりました。

ただ夏休みにハワイにいっただけの絵本じゃないのがこの絵本。
どうしておばあちゃんの妹がハワイにいるのか。
どうしてボンダンスがあるのか。
５歳の娘にはちょっと難しかったかもしれませんが、
今も依然としてこういったコニュニティがハワイにあることが、
とても分かりやすく紹介されていて、
「ハワイ」に対する印象もとっても変わってくる一冊です。

ハワイにお寺があることや、盆踊りが行われていることに驚きましたが、それ以上に日本人の移民の歴史、写真一枚で外国に嫁いできた結婚があったこと、太平洋戦争でしいたげられた日系移民の生活、様々な事実が凝縮されていることに驚きました。
ハワイでの暮らしや文化、食生活等、現代の事も伝えつつ、モデルとなった方の記憶を軸に、楽しみながらとても学習になる絵本でした。