街では、いろんな形をしたトラックが活躍しています。
様々な機能があって、かっこいい。
でも、ごみを集めるだけのトラックも。
その彼が、みんなが動けなくなった雪の日に、
一人雪かきトラックとして活躍します。
というお話。
普段は地味なトラックがいざという時に大活躍。
ヒーローに憧れる男児は大好きな絵本だと思います。
しかし、ちょっと悲しいと思うことが。
この本は、ごみ収集車を「ごみを集めるだけ」というふうにちょっと下に見ていること。
実は、息子は、小さいころからごみ収集車が大好き。
トミカもごみ収集車を持っています。
これは息子に限らずで、ごみ収集車は実は子どもに人気の車なんです。
だからこのお話のように、ごみ収集車はかっこよくないという認識は、
大人が子どもに植え付けているのではと思います。
ごみ収集車好きの息子に、「ごみ収集車はかっこよくないね」と敢えて言わないように意識してきたのに、絵本に言われてしまいました。
そして、働く車の本をたくさん読んできた親子とすると、
雪の日に活躍できるのは、除雪車以外では、
ブルドーザーかホイールローダーではないでしょうか。
ごみ収集車が雪の日に活躍ってのは、
現実的には、ちょっと無理があるように思います。