ぜつぼうの濁点」 みんなの声

ぜつぼうの濁点 作:原田 宗典
絵:柚木 沙弥郎
出版社:教育画劇 教育画劇の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2006年07月
ISBN:9784774607030
評価スコア 4.72
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みんなの声 総数 35
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35件見つかりました

  • この展開はすごい!

     このタイトル・・・なに?って、まず想像できませんよね。絵本ナビのメンバーさんのブログで知り、吸い寄せられるように購入してしまいました。

     もう、この作者さんの発想のすばらしさに、脱帽です!

     「なになに?どうなるの?!」という気分で引き込まれ、お終いにきて、「えぇ〜!こうきたか!?やられたぁ〜!」と、ミステリーの謎解きみたいなすっきりした気分になりました。

     久々の、おもしろい感動です!

     ひらがなの世界をこんなふうにおもしろく、せつなく、本当にひらがなにも命があると思わせる絵本は、子どもから、大人までOKですよ!

    投稿日:2008/03/01

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  • こんなものの見方があったなんて!

    • ハンガラムさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子16歳、女の子8歳

    大好きな絵本が増えました。やられた〜と言う感じです。高学年から大人まで、ウケること間違いなし。濁点の打ちひしがれた様子にエールを送りたくなりました。高校生の娘も「こういうのもありなんだぁ〜」と感心することしきりでした。絵本ではありませんが、同じ作者の「百人の王様」というお話もおもしろいです。

    投稿日:2008/01/20

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  • 濁点遊びに子供も大喜び!

    子供が言葉遊びをするのにいい(きっかけになった)絵本です。

    一見、表紙が堅そうで大人向けの絵本かなぁと思って、
    初めて子供のためではなく、自分のために買った絵本ですが、
    意外や意外、今では子供も僕も
    大好きな絵本になりました。

    難しい言葉や言い回しなどが出てきて、
    子供は内容の全てを理解はしていないでしょうが、
    お話しの中で主人公の“濁点”が主と別れて道端で
    「どなたか私をひろってやってください」っていうくだりで、
    色んな“言葉”にくっ付こうとするのですが、それを真似て
    「“○○”に濁点がついたら“○゛○゛”だねぇ」とか、
    「“パパ”が“濁点”を拾ったらバアバアだねっ」とか、
    布団の中でも、外へ出かけてもそんな言葉遊びというか、
    濁点遊びに夢中になっています。

    しりとりにも似た、濁点遊びが今息子のちょっとしたマイブームです。

    投稿日:2007/12/08

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  • 言葉の面白さ

    低学年には、難しかったようです。高学年向きです。ぜつぼうの濁点を希望までもっていった作者に 感心しました。言葉って 改めて見ると面白いですね。絶望が切望・・・。濁点があるとないで、意味が全く変わってきますね。面白い本に出会えて 楽しかったです。

    投稿日:2007/04/21

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  • 大きな「おせわ」さんに感謝

    • たれ耳ウサギさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 女の子16歳、女の子13歳、女の子12歳

    ひらがなの国のお話。「ぜつぼう」にくっついて奉公していた、濁点『゛』が主の悲しみを救うため、自らを捨てて「せつぼう」となってもらい、新しい主をさがすお話。

    こちらのサイトで紹介されて以来、ずっと気になっていました。題名が衝撃的でしたね。

    絵の醸しだす雰囲気とあいまって「゛」の悲しみ、ひたむきさがひしひしと伝わってきました。絶望にくっついていた濁点だからとみんながののしり始めたときには「誰か!もらってあげてよぉ!」と声にだしたくなりました。

    読み終わって日本語って素敵って思いました。文章も落語調とでもいいましょうか、テンポがよく、読み聞かせで使わせていただきましたが、気持ちよく読めました。(って自己満足ですけど…)
    高学年向きとは思いますが、大人も日本語の持つ面白さを改めて考える機会になればいいですね。

    投稿日:2007/02/17

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  • 大人も喜ぶ絵本です!

    背表紙を見て、題にひかれて手に取った私。表紙の絵にまた興味をそそられ、一気に読んじゃいました。う〜ん参りましたの一言です。数々の言葉遊びが心地よく、感動のラストまでが、計算されて作られているなあと感心させられます。おこちゃまにはちょっと難しいかもしれませんが、小学校高学年から大人までおもわずうなってしまう一冊です。

    投稿日:2007/01/26

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  • なんか好き。

    • 千日紅さん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子4歳、女の子1歳

    タイトルに魅かれて、手にとりました。

    ハッピーエンドですが、それはどういう終わり方なのかって。
    そこに至るには、大きな「おせわ」の三文字の存在が不可欠だった、というあたり、とてもシブイ設定ではありませんか!

    「おせわ」の、濁点に向かっての第一声も、よかったです。

    投稿日:2007/01/17

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  • 擬人化が面白い

    • AAさん
    • 40代
    • ママ
    • 山口県
    • 女の子11歳、女の子9歳

    なんとなく気になる絵本ではありましたが、読む機会がありませんでした。

    ものが擬人化されることはあっても、ひらがなや濁点が人になり心を持って考え悩むストーリーの本は初めてで大人的にはとても面白いです。
    最後はハッピーエンドですし、気分良く終わることができます。

    この本を高学年の子に読むのはいけると思いますが、低学年は「どうかな?」
    と思いつつ、いろんな学年の子供がいる読み聞かせで読んでみました。

    この奇抜な設定のせいでしょうか?
    1,2年生も全く声を出さず、超真剣に聞き入っていました。
    読んでいる私は、反応ないな、つまらないなという感じではなく、
    (すごい真剣だから、肝心なところでしくじれないな。)
    という緊張が漂いました。

    読み終わったら、心なしかいつもより大きな拍手。
    これが、本のもつ力なんだろうなと感心しました。
    この本、読み聞かせにもいいですよ。

    投稿日:2012/12/11

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    2
  • 小学校での読み聞かせ

    • 将軍亭琴音さん
    • 30代
    • ママ
    • 京都府
    • 女の子13歳、女の子10歳、女の子8歳

    小学校での読み聞かせ会に持参しました。
    対象は高学年。6年生を中心に20人ほど来てくれました。

    初めて見つけたのは、23年前なのですが、
    読む機会がなくて…今年ようやく紹介できました。
    原田宗典さんのエッセイのファンで、
    彼のエッセイは家にいるときじゃないと読めない
    (思わず「爆笑」してしまうので)くらい面白いので
    とても期待して読みました。
    「おおきな おせわ」「やぶからぼう」なんて
    期待通り、笑えるところ満載!
    ただ、爆笑とはならないかな〜、この面白さが
    わかってもらえるかなぁと思いつつ…

    当日は三冊目に読みました。
    出来るだけ陽気に読んだつもりですが
    なんせ主人公の濁点くんが暗いもんで…(汗)
    爆笑は起こりませんでしたが、楽しく聞いてくれました。
    文章は七五語調とまでは行かないけれど
    ある程度整っていて、とても読みやすかったです。

    所要時間約6分半です。

    投稿日:2013/02/06

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    1
  • 重要な役割

    • かがやきさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子8歳、男の子5歳

    題名を見たとき、いったいどんな話だろうと ???
    表紙を見ても ???

    しかし、
    読み始めると、奇妙な絵とともに、きちんとした日本語の文章。
    どうやらひらがなが主人公。
    そして、濁音の”てんてん”が登場。
    結末はいかに・・。

    普段は脇役、忘れられやすい、濁点に注目した新しいタイプのお話。
    漢字をひらがなで表すことが新鮮でした。
    かえって言葉の意味を考え直しました。

    8歳の息子に読んだら、これってどういう意味?と、
    知らない言葉にピンと来ない感じ。
    そばにいた5歳の息子は、ひらがなを一生懸命読んでいましたが、
    意味不明、といった顔・・。

    読み聞かせには高学年がいいのかなぁ。

    投稿日:2008/10/28

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