「うちの おじいちゃん」 ママの声

おじいちゃんのおんぼろ自動車。
いっぱい思い出の詰まった自動車だから
ずーと大事にしていきたい
そんな気持ちを知って・・・

物も思い出も大事にしていく
この時代に子供達に教えたいことがいっぱいの
1冊です。

使い捨て時代といわれる現在で、昔の「物を大切にする心」を思い出しました。
そう、昔の人は本当に物を大切にしていました。
ひとつのものを大切に、磨いて磨いて、壊れても直して直して。。
父や祖母もそうでした。
とっても読みやすい絵本ですが、私にとっては奥深い印象的な本でした。おじいちゃんの気持ちがよーくわかります。
なんだかせつなくなりました。

おじいちゃんの車はボロボロ。
スピードを出すとタイヤは外れるし、雨漏りもするし。
とうとう動かなくなってしまったので、
みんなで買い換える相談をしました。
でもおじいちゃんは・・。
人生を一緒に過ごしてきた大切な車。
おじいちゃんの歩んできた道になんだかジーンとします。
思い出一杯のものはいつまでも大切にしたいですね。
口笛を吹いて満足気なおじいちゃんがかわいいです。
「愛車と一緒に長生きしてね！」と思わす声をかけたくなります。
心がポカポカ温まったお話しでした。

おんぼろだけど、大事にのり続けるおじいちゃんの車。
はたからみたら、新しい車に乗り換えたらいいのにって思ってしまう。
でも、おじいちゃんはにこにこしながら、今日もおんぼろ車を運転しています。

長く使えば使うほど思い出もふえ、大切になっていく。
今は使い捨ての時代だけれど、物を大切にするということは、思い出も大切にするということ。
おじいちゃんは、なんにも言わないけれど、とても素敵なことを教えてくれました。
かわいくて、やさしいおじいちゃん。

今日も変わらず、思い出のせておんぼろ車は走っていくのかな。

おんぼろ車をだいじにだいじにしているおじいちゃん。
新しい車なんて、考えられないといった感じで見向きもしません。車と一緒に思い出も大事にしています。
ほのぼのしていて、あったかい気持ちに包まれます。
さりげなく「うちのきんぎょ」のきんぎょの絵があったのも見逃せませんね。