谷川俊太郎さんの詩『生きる』を題材にしたこの絵本は、私たちが普段「当たり前」として見過ごしている些細な日常の営みこそが、今ここにある命の証であり、「生きているからこそできることなのだ」と改めて深く意識させてくれる素晴らしい一冊です。
今回、子どもから具体的な言葉の感想はありませんでしたが、隣で一緒に文字をじっと追いながら、真剣な眼差しで絵本に向き合っていました。その静かで集中した時間そのものが、まさに親子の「生きている」豊かな瞬間を分かち合う体験となりました。
喉が渇くこと、木漏れ日がまぶしいこと、そして誰かと一緒に本を読むこと。命の尊さや日常の愛おしさを、子どもと一緒に静かに味わい、再確認できる本として、ぜひ手元に置いておきたい名作です。