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作: ふくいりえ  出版社: 大日本図書 大日本図書の特集ページがあります!
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九月姫とウグイス自信を持っておすすめしたい みんなの声

九月姫とウグイス 作:サマセット・モーム
絵:武井武雄
訳:光吉 夏弥
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
本体価格:\900+税
発行日:1954年
ISBN:9784001100402
評価スコア 4.38
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  • 今夜から窓を開けて眠ろうかな?

     「えっ?モームが絵本?」と、こちらのレビューで知りました。
     タイのお話しと言うことで、マンダリン・オリエンタル・バンコクに晩年長期滞在した時に、この作品のベースができあがったのでしょうか。
     
     お話しは、お姫様ものでハッピーエンド。
     八人のお姉さんたちの末路が可哀想。
     末娘だけこれでは、今の時代には姉妹のいるご家庭で読んだら喧嘩の種になりそう。
     ウグイスの糞が美肌に良いというのも、なんかちょっとは関係があるのかな?
     今夜から窓を開けて眠ろうかな?
     いや、もう手遅れか!(笑)

     息子は、「一番上の姉さんは、夜・春・月曜・一月って、名前が変わったのか〜。大変だ〜。でも、それで性質がひねくれるかね〜?」と笑っていました。
     ははは、美しい言葉遣いの流れの中で、さめざめと泣きながら、姫ばかり生む「お后の首を切らねばなるまい」という王の言葉にギョギョッ!でした。
     
     異国文化の空気にちょっと触れられた楽しい読み物でした。

    投稿日:2010/03/03

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  • なんとまあ子だくさん

    サマセット・モームの唯一の童話だそうです。ユーモアたっぷりの絵本で、特におしゃまな女の子にお薦めかも。
    シャム(現在のタイ)の王様はなんと子だくさん。9人の娘に10人の王子。子どもが増えるたびに、「夜・昼」だの四季だの曜日だのと名前を変えて、8人になったときには月単位に…。アルファベットの名前を与えられた王子も可哀そうですが、名前をころころと変えられたりすれば性格も悪くなろうというもの。兄弟姉妹の中では、一番下の子どもが虐げられたヒロインとして描かれ、最後には良い思いをする展開にはなれていますが、お姉さんたちが悪く書かれてしまって可哀そうな気がします。
    死んでしまったオウムのかわりに、九月姫はウグイスと友だちになります。自由に飛び交うウグイスはきれいに歌い、お姉さんからうらやましがられます。
    お姉さんにつられてウグイスを籠に入れてしまった九月姫でしたが、ウグイスから自由を奪ってはいけないと悟った九月姫。最後はめでたし、めでたし…、でやっぱりお姉さんたちは可哀そうな結末。
    お話の中に、12人目が生まれたら王様がお妃の首を切ってしまうとか、きれいなかごを他にも作らせないために職人の首を切ってしまうとか、タイの人ってそんなに野蛮なのというところもあるのですが、絵の異国性とあいまって、あまり違和感を覚えずに読んでしまいました。

    投稿日:2010/02/11

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  • とっても笑えるモームの絵本

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子9歳、男の子6歳

    子どもの頃に親しんだ本ですが、大人になってから改めて見てみると、なんとサマセット・モームの作品(モームの書いた唯一の絵本だそうです)で、絵が武井武雄という凄い本だったのです。
    そして、内容はというと、もうめちゃくちゃ!なんじゃこりゃというようなありえないお話なのです。でも、それがものすごく面白い!!
    舞台はタイなのですが、絵が素晴らしいので、異国情緒が漂い、気品のある雰囲気を出しています。そして、物語は・・・。

    王さまのところにお姫様が生まれる度に、名前が付けられますが、最初は二人だったので、「夜」と「昼」。そうしたらまた二人生まれたので、付け直して、「春」「夏」「秋」「冬」としたところ、さらに三人生まれたので、付け直して、「月曜」「火曜」「水曜」「木曜」「金曜」「土曜」「日曜」としたところ、さらに八人目が生まれて・・・。
    と出だしから飛んでいます。
    そしてあまり何度も名前を変えられたので、お姉さま達は、とてもひねくれてしまい、末っ子の九月姫だけはとても素直に育ったのです。
    とはいうものの、九月姫も普通のお姫様みたいに、おとなしくて控えめというわけでもなく、結構言いたいことをズケズケと言っているのですけれどね。
    このお姉さまたちと九月姫の対比がとても面白く、考えてもみなかった結末が待っています。

    普通のお姫様童話を卒業しかけた中学年以上は、この本の可笑しさを十分に満喫できると思います。
    もちろん、お母様たちも楽しく読むことのできる絵本です。

    投稿日:2006/09/30

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  • 好きな人のしあわせ

    • もゆらさん
    • 60代
    • その他の方
    • 神奈川県

     シャムのお姫様のお話。
    エキゾチックで温暖な、南の空気を含んだえほんです。
    お話は夢と現実、あの月と六ペンスのサマセットモーム詩伯、
    絵は童画の父、武井武雄画伯。

     一羽のオウムを亡くした末娘のお姫様が、
    一羽のウグイスの美しい鳴き声に助けられ、
    やがてそれは誰にも独占できない自由というものだと
    一人気付かれるのです。

     相手のことを気遣うと簡単に大人はいうけれど
    業の深い人間です、葛藤をしているあなたはいませんか。
    このえほんを読みながら、こころを洗い流しましょう。

     サマセットモームの現実に、感謝。
    武井画伯の空想に、感謝。

    投稿日:2019/05/07

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  • 忘れられない絵本

    子どもの頃読んで、外国の雰囲気あふれる絵が大好きになってしまいました。当時、おひめさまものといえば、ヨーロッパ。タイの衣装や宮殿がめずらしくて、とっても新鮮で素敵に思えたものです。
    大人になって読みなおしてみると、なかなかストーリーも強烈です。お姉さんたちのラストは、なんだか、かわいそうなくらい。
    でも、お話の核となるウグイスと九月姫とのやりとりは、深いものがありました。そして、やっぱり、すばらしい絵はちっともかわっていませんでした。

    投稿日:2015/05/07

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