「きみ、なにがすき？」 なかなかよいと思う みんなの声

子どもからのリクエストで、夜寝る前に読みました。

こんなに誰かのために、何かをしたい、プレゼントをしたい、と思えるなんて、なんて純真なんでしょう。

子どもは、始終お話の世界に耳をすませていました。
ほんわかしたイラストも、カラーが多く素敵でした。
あなぐまくんの歌う歌も、リズミカルで良いです。

自分の想いと世界が繋がってくれて、良かったね、あなぐまくん。

つくづく友だち思いのアナグマくんです。
畑を作って友だちに喜んでもらおうと思ったら、ともだちは自分の好きなものは、それぞれに調達していました。
「自分の好きなものを作ればいいんだよ」とハリネズミくんにアドバイスされたアナグマくん、何を作ることにしたのかを考えたら、意外な答えでした。
でも、友だち思いのアナグマくんならではでしたね

友達思いなあなぐまのお話です。

広い庭があるので何かを育てようと考えたんですが、

どうせなら友達のすきなものと育てよう！

と考えました。

友達のすきなものはなんだったかｎ？

そしてぼくの好きなものはなんだったかな？

みんなのことが大好きなあなぐまでした。

絵本というより、本の大きさや字の多さからも童話でした。
でも、短いので、4歳児も最後までよく聞いていました。

自分の好きなものよりも
友達の喜ぶものを植えようとするあなぐまの優しい気持ちに
あふれていて、
あったかい気持ちになります。

でも、相手のことを思ってやろうとしても、
必要ないとわかり、残念な気持ちになり、
最後には怒ってしまったり、
これって子のためにしても
うまく伝わらなかったり、拒否られて
逆切れしてしまう、まるで私みたい。

このあなぐまみたいに自分がしたいことを考えると、
もし必要なくても自分がしたかったことだからと納得でき、
相手を責める気持ちもなくなるんじゃないかな、
なんて感じながら読みました。

ともだちのために、ともだちを喜ばせたくて…その思いはわかりますが、うまくいかないからといって怒ってしまうのはもったいないですねー。その心はとても素晴らしいものなのに。うちの子もそういったところがあるので、ちょっとシンクロしました。