「たぬきの花よめ道中」 ママの声

３歳児が図書館で選んだ本でしたが、
語り口調も面白く、
絵を見ながら、たぬきの変身がおかしいところを
子どもたちとおしゃべりしながら楽しく読めました。

タヌキにとって、人間の都会はど田舎で、
不便というのが、なるほどなと考えさせられました。

もしかしたら本当にタヌキやキツネが
まぎれているのかもと思わせる
すてきなファンタジーでした。

小学校２年生の我が家の娘が一人読みしました。
田舎から都会の街へ嫁ぐことになった花嫁さん。
人間に化けたたぬきたちの花よめ道中はわくわくドキドキの珍道中です。
確かに環境の差には見るものすべてにドキドキしてしまいますよね。

たぬきの花嫁さんが、たぬきにとってのへき地のへき地へと嫁いでいきます。
その道中を描いたお話です。
内容は割と淡々とした感じで、
挿絵に内容を助けられている感が少しあるかなぁと思いました。

挿絵は綺麗だと思います。

題名から、コメディー？という印象でしたが、
町田尚子さんの表紙の絵を見て、一風の冷気を感じました。
妖怪えほん『あずきとぎ』の方ですよ。
そこここの空気感を感じてしまいます。
ストーリーは、田舎から都会に嫁入りのために、
人間に化けてやってきたたぬきたちの珍道中。
その驚き具合に思わず笑ってしまいますが、
彼らの視点に、何やら人間の何かを見透かされているような…。
それでも、フィナーレの桜の下の婚礼は幻想的。
たぬきたちの化け具合が、独特の存在感です。
特に、花嫁の美しさが、不思議な世界観に感じられました。
少し奥深いので、小学生くらいからでしょうか。

たぬきが大都会へお嫁入り！
たぬきたちが正体を隠して、人間に化けて出かけます。
見慣れないものばかりのたぬきたちは驚きの連続です。
その素直さもかわいらしかったです。
たぬきたちの姿がすごく生き生きとしていていいなーと思いました。
結婚式の様子もきれいでしたー。お幸せにー。

素敵なたぬきの絵に魅かれて、私自身が借りました。８歳次女に読んだのですが、夢中で聞いていました。

タヌキが大都会に嫁に行くのですが、そこに行くまでの様子が描かれています。タヌキたちが人間に化けて、大都会に行くまでの大冒険ですが、電車に乗ったりレストランで食事をしたり。驚くタヌキたちの顔がとても可愛らしいです。