「自分で決められる人になる！ 超訳こども「アドラーの言葉」」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

「アドラーの心理学」、一時期話題になりましたよね。
私もいくつか読みました。
こちらは、アドラーの心理学といより、アドラーの言葉から前向きさや自分らしさの大切さを感じることのでいる子供向けの本です。
イラストも多く、子供に手の取りやすいようになっています。

齋藤先生が、小学生の子どもたち向けに、アドラーの教えを独自の解釈を通して伝える、元気のでる絵本。
アドラー心理学と創始者のアルフレッド・アドラー氏の紹介と、簡潔にまとめた5つのポイントを軸に、学校や家庭で悩む様々な子どもたちの具体的な現実問題を想定して、アドラーの言葉を楽しい漫画（イラスト）と斎藤先生の解説で、わかりやすくアドバイスをしてくれる。

アドラー心理学の大人向けの本と比べて、ずいぶん「前向きさ」を強調した内容になっている。アドラー心理学の入門書ではなく、西塔先生が全面的に元気づけてくれる本だと思って読んで頂きたい一冊。

漫画が極端で、わかりやすく、ユーモアにあふれている。
絵だけを見ていて、ギャグで心が晴れそう。学校を卒業してずいぶん経つが、具体的に場面を思い出し（例えばいじめっ子や、体育の授業、テスト勉強など）大人も楽しめると思う。子どもの世界も、大人の世界も、人間関係と自己受容の問題は大変なのだ。ひきつづき。