昔、図鑑シリーズや○○のひみつシリーズがあって小学生の頃によく読んだ記憶がありますが、50頁ほどで楽しく学べてそれを踏襲しているのが、この絵本です。アフリカのサバンナ、アメリカの森林、海、日本の里山、古代などの場面から、いくつかの生き物を紹介、秘密を解剖します。著者の松島さんは様々な構造を透視したイラストが得意と言いうことで、生き物の体の中を透視したイラストで分かり易く解説してくれます。象の鼻、キリンの首、ウサギの耳、イルカやクジラに昆虫など。内容は大人でもへーっと勉強になるほどですが、絵が分かり易いので幼稚園生でも楽しめると思います。小学生が読んだら、生き物博士として将来有望なマメ学者になれるでしょう。そういう本なので、保護者に対して、本の読み方や注意書きも加え、専門的に誤りのないようにフォローもされています。自然や生き物に対して、子どもの興味や想像力を湧き立たせてくれる絵本です。