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7件見つかりました
実は、今まで佐野洋子さんの作品をきちんと読んだことが無くて、 数ヶ月前の訃報を知ってから、佐野さんの作品を読み漁っている次第です。 この作品で佐野さんの作品を読むのは9作目になるのですが、 なんとなくですが、佐野さんの魅力が解りだしたように感じます。 「さかな1ぴきなまのまま」は、ネコが本当の友達を探しに出掛けるお話。 ちゃんとした友達って? 本当の友達って? 友達を見た目で選ぼうとするネコ。見た目にこだわらないヘビ。 2匹の何気ないやりとりに微笑ましくなりながらも、 友達についていろいろ考えさせられるお話です。 友達と友達になったきっかけって? 佐野さんのあとがきにも、ほっこりさせられました。
投稿日:2011/01/18
佐野洋子さんの作品を、今ごろになっていろいろと読みあさっています。この絵本のなかに出てくるねこを通して、友達って。。。って考えることができました。 友達って、つくろうと思ってできるんじゃないんですね。それに、こんな友達こそ友達だっていう定義もない。自分の決め込んでいる理想の友達と、真の友達はちがうかもしれない。ある日、ふっと気付くとそばにいるような、神様がいつのまにか用意してくれてるような、そんな存在なのかもしれません。 ねことへびの関係がなんともほほえましく、いいなあって思いました。
投稿日:2010/12/01
さのようこファンの母としては、たまりません。 あとがきも、おいしいです。そして年長の息子は今、「ともだち」っていうのがなんとも微妙なお年頃、そんな奴はなぜか歌のところで笑い出し、終わるとすぐにもう一回読んでときた。とってもわかりやすいバロメーターだわ。 これは読み聞かせていて、文字が多くたってぜーんぜん苦になりません。へびをどんな風にしよっかなー、猫の今のせりふはもっとこんな感じかな、どう歩くかなー、なんて、いきいきとみんなを動かしたくなります。いいですよー。
投稿日:2002/06/21
たぶんこれは「だってだってのおばあさん」の続編になる作品だと思います。 挿絵のタッチは違いますが、同じおばあさんと猫のお話です。 ある日、猫は友だちが欲しくなって、探しに出かけます。 そこで出会った友だちとは・・・ 第一印象といいましょうか、パッと見て友だちになりたい!と思う人と、この人とは友だちになりたくないな・・と思う人とがあると思うのです。 この絵本では、後者のタイプが描かれています。 そして、前者の例として綺麗な娘さんの猫が登場します。 最初はお近づきになりたくなかったヘビでしたが、実はとてもいいヘビだったりするわけです。 それも、だんだん一緒の時間を過ごすうちに、なんとなく友だちみたいになっているという・・・ 最後、おばあさんも猫の連れてきた友だちのヘビを否定するわけでもなく、言われた通りに魚一匹生のまま、ご馳走してくれます。 私も、先入観無く、子どもの友だちと接しなければ・・と思いました。 佐野洋子さんのあとがきを読みながら、色々と考えさせられました。 友だちになるきっかけも人さまざま。 こういう友だちもいいもんだ、と思いました。
投稿日:2015/09/25
人形劇で見て楽しかったので絵本も買いました。 天気がいい日はランランと歌って読んでいます。 お友達を作ろうとする猫ちゃんですが、ちゃんとした友達が欲しいんだとか。 では、ちゃんとした友達ってどんな友達なんでしょうね? 友達って、なんだろう。どういう存在なんだろう。ということを考えるお話です。
投稿日:2015/03/29
久しぶりに「100万回生きたねこ」を子どもたちに読んだら、急に他の佐野さんの作品も読みたくなって、探してきました。 これ、まずかなり絵の具をベタ〜っと使った油絵で描かれてますよね? 後書きなどには特になにも書いてありませんでしたが、そこが一番気になりました。 佐野さんはどんなことを考えながら、この作品をこういう風に作り上げたのかな〜って。 絵本はとても古い1978年発行ですが、今の子が読んでも、十分面白いと思います。だれだって、自分だけのサイコーの友だちって、欲しいですもんね。 最終的に新しい、素敵な友達は「へび」でしたけど…。 個人的にヘビは苦手ですが、このお話に登場するヘビは本当に木のいい、優しく、楽しい相棒でした。こんな感じのヘビなら、苦手な私でも何とか、友達になれるかも!? 新学期、新しいクラスなどで読んだらいいかもしれませんね。
投稿日:2011/02/24
題名からして惹かれました。 おばあさんとふたりで暮らしていた、1ぴきのねこが、ある日、ほんとのともだちをさがしに出かけます。 ねこが最初に出会ったのは、へび。 なかなか気の合いそうなふたりなのですが・・・ ねこは「ぼくちゃんとしたともだちさがしにきてるんだもの、わざわざ。あんなひもみたいじゃないの。」なんてひとりごと言ってます。 このふたり、ほんとのともだちになれるのかしら・・・? 少し長いですが、読み応えありますよ。 「100万回生きたねこ」で有名なさのようこさんの、ちょっと不気味な絵と名文を、じっくりお楽しみください。 小学生くらい〜。
投稿日:2003/09/09
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