「それはすばらしいなつのあるひ」 なかなかよいと思う みんなの声

なつーーーーっ！！という感じがとてもしました。
ひとつひとつのエピソードは短い言葉で書かれているのですが
あべ弘士さんの大胆な絵がばーんと表現していてぴったりでした。
そう、夏ってこんな感じですもの。
目の前でおこっている鮮やかな出来事に圧倒されちゃう感じ。
今年の夏は足の手術で静かに過ごしていた娘ですが来年は
圧倒されちゃう夏に出逢うことができたらいいな。

読んでいる間は懐かしい気持ちに、読み終わったら幸せな気持ちになれる絵本でした。
夏がいっぱいの絵本の中からは、蝉の声が聞こえて来そうでした。
小学生のころの夏休み、扇風機、すいか、そうめん、虫取り、ラジオ体操……絵本に描かれていないようなことも思い出して、心がホッコリしました。

感想は聞いてませんが、中2の上の子が真剣に読んでいました。
内容はそれほぼ真剣になるようなものではなく。「夏」の出来事を一枚の写真のように描いている作品です。

この新沢さんという作者を工藤直子さんの講演会で知り、（シンガーソングライターと聞いていたので、）
あら、この方は絵本も書かれてるんだ。題名は夏だけど、気になるから読んじゃえ〜、って、ノリで図書館で探してきました。
イラストはあべ弘士さんが担当されています。
あべさんの表紙の鳥の絵がなんともいい！です。
主人公の「ぼく」の大きく描かれた麦わら帽子や、魚の代わりに釣れた「くつ」インパクトがあって、素敵でした。
文章も必要なことだけ描かれていて、大変読みやすかったです。
すごくいい絵本だったので、読み語りとかで紹介したいですが、
読むのはやっぱり夏がいいですね。

子供にとって夏は一番好きな季節かなあ。
朝から晩まで本当よく遊んでおります。
暇さえあれば、お友達を誘ってお外に飛び出しております＾＾；
そして特に今年は自転車で外出することにはまり、
なにかあるとすぐに自転車にのって、
外へLet’s Go！だったのです。
そんな息子みたいに元気いっぱいな姿に、
親の私もとっても楽しませてもらいました。

息子は息子で、各ページにでてくる虫たちに気づいては、
それにニッコリ。
そして何よりも男の子釣り上げたあるものにニッコリでした♪

夏はやっぱり楽しい！そんな気分になる絵本でした♪

この絵本を初めて読んだときは正直「子供にとっては面白くないかも」と思いました。文章は詩だし、特に大きな展開もないしそう思いました。

でも、５歳の娘はこれが案外お気に入り。
詩の文が心地よい様子で聞き入っています。
また、主人公のちょっとした失敗談もくすっと笑える内容で、いいみたいです。

そして、素人には描けない大胆な絵もまた印象的で、特に大きなトンボや虹が心に残ります。
夏って、本当にこの絵本のようにキラキラした思い出が絵のように心に残る季節だったことを思い出させてくれた本です。