文字でいっぱいだった木のお話です。
木の葉っぱの上で「文字」が暮らしていた、という設定。
文字が生きている?という設定にまずびっくり。
そして「生きている文字」は、やってきた虫たちに、
言葉を作ることを教えられ、文を作ることを教えられ・・・・
結末は、「???」という感じでしたが、文字は言葉を作るために、
言葉は文を作るために、そして文は、自分たちの意志を伝えるために
あるのだ、ということを伝えたかったのかな?ということは感じました。
絵本として子どもに読み聞かせるには、このストーリー展開では
なんだか意味不明で盛り上がりそうにはありませんが、
大人に向けた絵本だとするとなるほど、何か訴えてくるものが
あるように思います。
でも、この絵本を読んだ人全てにそれを感じてもらえるかは、
少し微妙かな・・・と思いましたので、こういう評価になりました。