「サンタをたすけたくじら」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

ロジャー・デュボアサンのゆったりのんびりした絵と、関西弁の文章で
つづられているクリスマス絵本。
クリスマスの一週間前頃には、トナカイさんが、全員風邪ひきで
寝込んでしまいます。
悩みに悩んでいるサンタさん、どうぶつたちも一生懸命考えて、
おおきなクジラさんに協力を仰いで、無事にクリスマスの仕事を
こなしたサンタさんのおはなしでした。
それにしてもこんなにたくさんのプレゼント。
毎年どうやってこなしているのでしょうね。

パパが読むクリスマス絵本で、我が家の子供達に一番人気の絵本といったら、間違いなくこちらです。
この絵本に登場するサンタさんはなぜか関西弁をしゃべります。大阪出身のパパが読むと雰囲気ぴったりでとても楽しいのです。
もちろん、デュボアザンの挿絵も最高。赤と黒の2色づかいなのですが、軽やかで表情豊かで、クリスマスのウキウキ感が存分に楽しめます。特に奥さんに靴を脱がせてもらっているサンタさんの様子が大好きです。

このお話は、風邪をひいてしまったトナカイたちの代わりにクジラさんに助けてもらって無事にクリスマスを乗り切るお話でした。うちの子はクジラが手助けしていたのにもびっくりしていたのですが、サンタさんのしゃべり方が変（大阪弁）だったのにも驚かされていました

ペチューニアシリーズでおなじみのロジャー・デュボアザンの作品。
スイス生まれでアメリカで活躍した、古き良きアメリカ的な画風です。
朱色と黒の二色の世界ですが、動物達の表情がキュートですね。
クリスマスの一週間前、トナカイさんたちがこぞって風邪にかかって寝込んでしまい、
サンタさんは仕方なく、くじらさんにプレゼント運びを頼みます。
豪快な発想です。
ちょうどクリスマス前、風邪やらウィルスが猛威を振るっているだけに、
妙にリアリティを感じてしまいます。
しかも訳出が関西弁！
なかなかこなれた関西弁で、ネイティブの私も納得の太鼓判です。
奥さんとのやり取りも突っ込み風で花丸です。
このノリ、ポイント高かったです。