ペレのあたらしいふく」 みんなの声

ペレのあたらしいふく 作・絵:エルサ・ベスコフ
訳:小野寺 百合子
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:1976年02月
ISBN:9784834004625
評価スコア 4.82
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みんなの声 総数 82
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82件見つかりました

  • 温かい気持ちになりました。

    • ダリモさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子10歳、男の子8歳、男の子5歳

    優しい色合いの絵の表紙は、素敵です!
    友人に勧められて、読んだ本です。
    物語はペレの新しい服が出来るまでを、
    書いてあります。
    ペレは、子羊を持っていて、子羊の毛を刈ります。
    そして、糸を紡いでもらい、染めて、織って、仕立てて・・
    それぞれに、温かいやり取りと、労働と引き換えに、
    ペレは着々と、自分の願いをかなえていきます。
    淡々としたお話ですが、絵も素敵で、見ごたえあります。
    我が家の子供たちの反応も、想像していたより、
    ずっと良くて、読みい聞かせをしていたら、
    ぐっと、絵本に入ってきたのを感じられました。
    良い本です。

    投稿日:2008/01/16

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  • 自分の力で物を得る

    • ポポロさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子8歳

    ペレが世話をしている羊。
    その羊の毛から洋服が出来上がるまでを美しい絵で描いています。
    ペレは服を作るために多くの人々の手を借りていきますが、決して人任せではありません。
    毛をすいてもらうために、畑の草取りをし、
    糸を紡いでもらうために、牛の番をし・・・。
    こんな風に手に入れたものには愛着もいっそう沸くことでしょう。
    新しい服を身にまとったペレのうれしそうな顔が印象的です。
    自分ができることをお礼として返すペレの姿は
    今の子どもたちの心にも多くのことを訴える力をもっています。
    ぜひ読んでもらいたいなあと思いました。
    ベスコフの温かく美しい絵もぜひ堪能してもらいたいです。
    わかりやすいので幼稚園くらいのお子さんでも十分理解できると思います。
    比較的大きな絵本なので、読み聞かせ会にもぴったりです。

    投稿日:2007/12/03

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  • 羊さんありがとう

    • ぽた子さん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子9歳、女の子5歳

    とても素敵な話です。
    可愛がって、大切に世話し育てている羊の毛から、
    自分の力で、洋服を作り出すという話です。

    文章にしてみると陳腐なのですが、この本には、
    ・自分で最後までなしとげること
    ・自分のもの(羊)を大切に世話する心
    ・人に物を頼む見返りとしての労働
    ・洋服が出来るまでの過程
    ・その過程に介在する人の労力
    ・子供を甘やかせず、見守る大人の姿
    ・助けてくれた人に感謝する気持ち
    ・材料となった自然(羊の毛)に感謝する気持ち
    などなどが、盛り込まれているのですが、不思議と押し付けがましくありません。
    やわらかいタッチの絵とスウェーデンの自然のせいでしょうか?

    また、表紙や最初の方の挿絵で、ペレが羊を本当に可愛がっているのが分かり、
    それがこの本全体を温かくしているように思います。

    最後に自分の羊に会いに行き「あたらしいふくをありがとう!」というところは、
    娘も大のお気に入りで、幼い子でも何かを感じとったのではないかと思います。

    投稿日:2007/10/29

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  • 今の子達には考えられない

    ペレが新しい服を手に入れるまでのお話ですが
    今の子達には考えられない事です。
    うちの子も欲しいものは何でも手に入り
    服だって小さくなれば新しい服を買ってもらって
    着る。今の時代当たり前なんだけど。。。

    この本を読むことでちょっとは考えてくれるかな。
    と思います。

    ペレは本当に素直な優しい子だな。とこんな子に
    なって欲しいと思います。
    子供達が食いつくかどうかは別として
    1度は読んであげて欲しいと思う本です。

    投稿日:2007/10/26

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  • 服を手にいれるために

    大人たちが、ペレを甘やかすのではなく、深い愛情を持って接していることに感動しました。
    今、洋服は簡単に手にはいります。けれど、一着の洋服ができるまでは、これだけ手間がかかるのです。

    仕立て屋の子供たちが、ペレのあとをついてまわって、最後は子供達もお手伝いをするようになりました。その様子を、仕立て屋の夫妻がにこにこしながら見ています。このような人間的なつながりが、社会を豊かに平和にしていくのだな、と感じました。
    自分の力で、手にいれた新しい服、ペレによく似合っています。新しい服を羊におひろめしているペレを、大人たちがやさしく見守っている場面が印象に残りました。

    私は以前、あるイベントで糸つむぎを体験させてもらったことがあります。手つむぎの糸は、軽くてあたたかかったです。ペレの新しい服はどんなに着ごこちがいいいことでしょう。

    欲しいものを手にいれるために、自分ができることをすることは、とても大事なことだと思いました

    投稿日:2007/10/16

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  • こうありたい!

    ペレの時代に生まれていたら、私は何もできない人だったなぁと恥ずかしくなります。

    ペレはすごいなぁと思います。
    自分でできることは自分でして、自分でできないことはちゃんとできる人を探して、お願いし、それに見合った労働で返しているのですから。
    最後に羊さんにありがとうというのがとてもステキです。

    やさしい絵の中に、とてもふかいものがあります。

    息子の幼稚園では、羊を飼っています。
    羊さんの毛で、フエルト作品を作ったりしています。

    ペレのようにまではいかなくても、ペレのつめのあかぐらいは思ってくれたら、いいのにな〜なんて、この本を読むたびに思っています。

    1歳のころから読んでいます。

    投稿日:2007/10/01

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  • 自分でがんばること

    ペレは自分のお洋服を作るために、自分が飼っている羊の毛を刈ることから始めます。
    でも一人だけで作り上げるのではなく、いろいろな人の手を借りて。
    今、お洋服を手に入れるのは、本当に簡単なことですが、本当はこれだけ大変だということ、そしてこうやってお洋服ができるのだということもわかって、子どもの頃読んでもらうのが大好きな本でした。
    今は4歳の息子に読んでます。

    投稿日:2007/09/07

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  • 思わず、部屋に飾りたくなる絵本です

    ブル−の表紙にかわいい男の子と羊の絵。なんともセンスの
    良さが感じられます。
    もちろん、内容もお勧め。
    ペレが自分の服一着を手にいれるのに、親にねだるのでなく、自らがきちんと労働をしてその対価として、洋服が出来上がるまでに必要なものを得ていくスト−リ−は、現代からは考えられない内容。それゆえに、こういった素敵な絵とお話で子どもに是非とも伝えたいお話。 ゆっくり、じっくり
    絵とお話を親子で味わいたいな。

    投稿日:2007/09/11

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  • ステキなエッセンスがいっぱい

    この絵本にはいろんなエッセンスが詰まっています。
    洋服一つが出来上がるまでにこんなに沢山の工程と
    人の手を経てゆくのだということや
    手作りの温かみやありがたさ、物を大事にする心とかを
    ベスコフの優しいタッチがさりげなく気づかせてくれるステキな絵本だなあと思います。
    なんと言っても一番好きなのはラスト。
    ペレは洋服が出来上がって毛を与えてくれたヒツジにお礼を言うのです。
    とても嬉しそうなペレとヒツジの表情がなんとも言えません。
    表紙のブルーの装丁とロゴもとても爽やかですね。

    なんでも大量生産でモノが溢れている昨今。
    「失くしたらまた買えばいいじゃない」
    先日ポロリと言った娘の一言に私は愕然としました。
    愛着を持って物を大事にする心。どうにか子どもに押し付けでなく伝えることができるといいのですが(^^ゞ

    投稿日:2007/08/27

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  • 手作りのよさ

    ベスコフの優しい雰囲気の絵が大好きです。羊の毛を借り、服ができるまでには、いろいろな人の手が必要で、簡単にはできないことがわかります。何でもお店に行けば手に入る時代だからこそ、物を作る工程を知ることができる絵本は、貴重だと思います。この絵本には、ゆったりとした時間が流れています。

    投稿日:2007/05/24

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