病気にならない子って、いないですよね。
ほとんどの子どもは、大きくなるまでに何度かは、お医者さんのお世話になります。
お医者さんから、「ハイ、お口あーん」って言われて、しぶしぶ口を開けると、ヘンテコな棒みたいなのが入ってきて、思わずオェーってなっちゃう。
大人でもそうなる時があるのに、子どもだったら、「何でこんな嫌な事しなきゃなんないの!」って思うはずです。
でも、お口あーんは、お医者さんの診察にとって、大切な事のようです。
絵本の最後には、「かばくんの おくちあーん! レッスン」が載っています。
コツを掴めば、お医者さんがびっくりするくらい上手にお口あーんができるようになるかもしれません。
挿絵も可愛く、特に元気もののかばくんは、本当にイキイキ描かれています。
でも、かばくんは元気過ぎてお友だちとうまく遊べません。(周りにいませんか、かばくんに似ている子)
かばくんは「おくちあーんコンテスト」で優勝して、大ちゃんにお口あーんを教えてあげます。
このことで、みんなの役に立つ事の喜びをしったかばくんも、上手にコミュニケーションが取れるようになっていきます。
現役の小児科のお医者さんが書いた絵本なので、病院に行くのが苦手なお子さんのお役に立つのではないかと思います。