ひとりぼっちだったワンダはぼうやと出会い、あたたかな思い出をたくさん作ります。
でも家族が他にいるからと、もと居た草原にひとりぼっちで残されます。
それからワンダの家族探しが始まるわけですが、いつまでたってもひとりぼっち。
自分のおとうさんやおかあさんや、おにいちゃんやおねえちゃんを求めていたから、新たに家族を作ることは考えられなかったのでしょう。
もし、おとうさんおかあさんが死んでいると早めに分かっていたら。
もし、ぼうやとそのまま暮らしていられたら。
もし……。
「もし」を言い続けてもしょうがないけれど。
ワンダのひとりぼっちが終わらない。
最後にぼうやと再会できて、本当に良かったと思いました。