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父さんがかえる日まで」 みんなの声

父さんがかえる日まで 作:モーリス・センダック
訳:アーサー・ビナード
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\2,200
発行日:2019年11月20日
ISBN:9784033286204
評価スコア 4.6
評価ランキング 4,474
みんなの声 総数 4
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  • うわのそら

    『OUTSIDE OVER THERE』が原題。
    脇明子さんの訳『まどのそとの そのまたむこう』で有名ですが、
    日本語で詩作するアーサー・ビナードさんが新解釈で訳出しています。
    思わず、原書を入手し、旧訳と合わせて読んでみました。
    忠実に訳した脇明子さんバージョンもいいですが、
    アーサービナードさんバージョンは一歩踏み込み、
    わかりやすく補足した訳出です。
    船乗りのパパが出かけている間、アイダは幼い妹のお守りをしていたのですが、
    ちょっと目を離したすきに、ゴブリンにさらわれるのですね。
    さあ、妹を取り返すアイダの冒険譚です。
    ゴブリンというのは、ハリー・ポッター作品にも登場する有名な小鬼ですが、
    ここでは変身した姿を披露していることもあり、日本の子どもたちにとっては認識が難しいかもしれません。
    さらには、ゴブリンにさらわれるところから異界の世界が描かれており、
    絵で読ませるところもナビゲートしてくれています。
    うわのそら、という表現が印象的です。
    題名は意訳ですが、
    これは、パパからの手紙の新解釈だと思います。
    だからこそ、題名に持ってきたのかもしれませんね。
    原画も最新技術でクリアな印象です。
    難解な作品ですが、アイダの活躍は、子どもたちにとってすがすがしいと思います。
    小学生くらいからでしょうか。

    投稿日:2020/02/06

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  • 母さんにちょっと腹がたちました

    • 押し寿司さん
    • 70代以上
    • じいじ・ばあば
    • 愛知県

    父さんは、海を渡る船乗りです。母さんは、じっと遠くを見つめながら父さんの帰りを待ちます。アイダは、まだ赤ん坊の妹を子守してます。コブリンに妹を攫われてしまいますが、アイダ一人で妹の救出に出かけます。コブリンたちは、妹に化けてますが、ホルンを吹いて踊らせて、激しく踊り続けたコブリンたちは、足が解けてお腹も解けて川に流れていきました。父さんからの手紙に、”アイダよ、赤ん坊の世話をして、母さんのこともだいじにね。しっかり
    頼んだよ、父さんが帰る日まで」と、ありました。私は、母さんが病気なら仕方ないですが、ちょっと腹がたちました。でも、父さんは遠い船の上からでもアイダに助言して見守っているから、母さんは、病的なものを持っているのかなあと思うようにしました。

    投稿日:2020/01/15

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  • 驚きました!

    1983年に日本に紹介された『まどのそとのそのまたむこう』の新装版です。(出版社も違います。)
    図書館に行ったところ、たまたま新刊コーナーで見つけましたので、旧版と共に借りてきました。

    訳者がアーサー・ビナード氏ということで期待していたのですが、読んで本当に驚きました。
    私は以前、旧版の感想も書きましたが、その時の評価は星3つでした。一言で言うと、読み手を非常に選ぶ絵本、万人向けではないと思ったからです。
    こちらの新装版では、見事にその問題が解決されていると感じました。

    一番良いと思った所は、旧版で私が最も引っ掛かっていたお母さんの頼りなさと主人公アイダに負わせる責任の重さが軽減されているところです。
    庭の東屋に座り込むお母さんの表情が本当に頼りなさげで、それが不安を掻き立てるのですが、テキストに「じっととおくを見つめながら」と加わるだけで、その表情に必要以上の不安感を抱かずに済むのが不思議です。
    それから、ラストに近い場面のお父さんからの手紙も、旧版のような、いたずらに子どもであるアイダに責任を負わせるような内容だと感じられない訳文になっています。
    全編通して、旧版よりも説明的で文章量が増えている印象です。
    一般的には、絵本の文章は極限まで削ぎ落とされることにより味わい深くなることが多いのですが、この本では、補足的に文章が加わることによって、この作品の持つ不気味さが軽減され、むしろきちんと内容を味わえる気がしました。

    しかし、私は旧版の訳文が悪いと言いたい訳ではありません。
    旧版の訳文は、全く無駄のない選び抜かれたことばのみで書かれていると思います。場面によっては、旧版の方が好きな文章も何ヵ所もあります。(特にゴブリンたちが消えていくシーンは、旧版の訳の方が良いと思いました。)
    小4の娘に両方読ませてみると、旧版の方は分からないことばがあったと言っていました。やはり旧版の方が全般的にアーティスティックな印象を受けるのはそのためかもしれないと思いました。

    新旧それぞれに良さがあり、しかし、先に書いたような理由で旧版は子どもには勧められないと思っていましたが、こちらの新装版は、子どもたちにも勧めて大丈夫だと感じました。

    訳文が違うことでここまで印象が変わるとは!原書もぜひ読んでみたいと思っていましたが、ますますその気持ちが強くなりました。

    投稿日:2020/01/18

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  • 異国文化を感じる絵本。

    表紙のイラストからも感じられるように、登場人物たちの衣装や景色など異国文化が感じられる外国の絵本です。
    船乗りのお父さんを待つ家族のお話です。
    絵本の醍醐味は、自分とは違った環境や文化に生きる登場人物たちを垣間見れることも1つのように感じています。

    投稿日:2019/10/08

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