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魚や蛍や、かつての我が村里を変えてしまったリゾートホテルを思いながら読みました。 高いお金を出して、集落でタダで出来そうなことをしに来る。 快楽にはお金をかけても時間をかけられない、それで喜んで帰っていく客に疑問を覚えている。 後で娘と、世界の果てがいいか都会がいいか話題になりました。 読む前は全然興味がなかった娘ですが、読み始めるとそれなりに楽しかったようです。 でも一人で生きるのは変。それを絵本として子どもに伝えるなんて。 それから自然を感じるのは説明くさい文章ではなく、感覚で伝えて欲しい。 特に会話文の説明がしつこく読みづらかった。 そして作者の意見が前に出すぎではないかと思いました。 読み手に考えさせて欲しかった。怒りさえ感じる、共感する者を待っているようでした。 でも絵の雰囲気が、たまらなく好き。それと物語の構成がメリハリあって、いいなぁと思いました。
投稿日:2010/10/18
実際には、子供が一人で世界の果てに住むなんてありえない設定なのですが、それがこの作者:アンダーソンさんが伝えたいことを象徴しているのでしょうね。 私はこの話を読んでいて、いわゆるテーマパークと呼ばれ、同じように夢の世界をキャッチコピーにしている施設のことを思い出してしまいました。私がそこに行くと感じる違和感みたいなもの、刹那的な虚構の世界を夢と呼べる人たちに一種の蔑視な感情、それに近いものがこの本には書かれていました。 どっちがいいかなんて誰も分かりません。本当にその人の価値観によるのだと思います。そして、私自身ですら、この話に出てくる少年のように、たった一人で世界の果てに住み、そこに喜びを感じるなんて、きっとできないと思います。 でも、造られたエンターテイメントだけではなく、自然と湧き上がってくる楽しさみたいなものも感じられるそんな人間でありたいなと思いました。
投稿日:2015/01/26
少年はアメリカ大陸の人里離れた土地で、ひとりぼっちで楽しく暮らしていた。古い地図をたよりに宝探しをしたり、化石をみつけたりしていた。ところがある日、不思議なおじさんが現れて、少年の生活は一変した。 こんなに変わってしまうのかと思うくらい、いわゆる土地開発なるものがあった。それで、いろいろな人との出会いがあって、少年は新しく学ぶこともあるのだが… 読んでいきながら、夢を見ているのでは、まさかこんなことになるはずはないだろうと、期待をしながら読んでいる私がいた。そして、少年が選んだ生き方とは… 大きな絵本で、そのテーマも大きいと思った。少年の新しい生き方を気にしながらも、開発した土地のその後も気になるお話だった。
投稿日:2014/07/01
絵も話もとても素敵な物語でした。 ただ、この物語に描かれているテーマみたいなものが少々難しいものなので、低年齢の子に読んであげても、今イチ伝わりきらない気がします。 うん。この絵本は出来たら高学年以上、むしろ中高生などこれから未来に生きる若者たち読んでほしいですね。 人は生きていくためにどんどん便利なものを発明したり、森林を伐採して土地を広げたり、遊楽のために他の動物が決してしないことを平気でしてしまうところがあります。 その辺のことを絵本としてまとめた作品だと、思いました。
投稿日:2009/06/30
ケビン・ホークスの絵が好き、という理由で図書館で手に取りました。パラパラとめくって内容を把握しようとしただけなのに、最後まで真剣に読み入ってしまいました。ある日、ぼくとラバと二人っきりの世界に事業家が現れて、その世界をレジャーランドに変えてしまう。初めて見るホテルやごちそう、友だちと一緒に楽しむレジャーを楽しんでいるかのようだったが、その反面、今までの自分だけの楽しみ(自然とのふれあい)がなくなっていくことに気づき、自ら別れを告げてまた違った世界へと移り住む・・・現代の子どもを取り巻く状況が重なってなんとも言えない気分になりました。テレビ、ゲーム、商業施設のゲームコーナー、テーマパーク・・・ときらびやかな子どもの好奇心を刺激するものであふれかえっています。でも、その対極にある自然の素晴らしさもまた子どもたちは好きなはずです。それを知った上で、ゲームやテレビのあり方も考えなければいけないと思い知らされました。 6年生の教室で読み聞かせボランティアをさせていただきました。少々長かったのですが、真剣に聞いてくれました。6年生だと内容もよくわかると思います。担任の男の先生が後ろでじーっと聞いてくれていたので、大人の方にも意味のある本だなぁと思いました。
投稿日:2009/01/22
誰もいない森の中でひとりきりで暮らしていた少年。 大自然の中で、たった一人。 この物語の設定にはじめ驚かされた。 人間って一人では生きていけないよですよね。 孤独も寂しさもなく、ただ大自然の中に暮らすすばらしさが描かれてる。 しかしこの「世界のはて」という立地に目をつけた者によるレジャー開発で、次々と自然が壊され、快楽の地へと変貌していく森。 少年も初めて友人が出来、共に遊んで暮らしていくが・・・ 有名な絵本「ちいさいおうち」の現代バージョン、というのが第一印象。 話の内容から、かなり今現在に近いのでは?って思ってみたら、やはり2006年秋の出版。 納得。 ラストはまた少年が安住の地を見つけるのですが、あれだけ楽しい思いをしてから、またひとりで暮らせるのだろうか?と少し疑問に思いました。 かなり長く淡々としているので、子供には難しかったようで、あまり興味を示しませんでした。 どちらかというと哲学的で、大人向けの絵本です。
投稿日:2007/07/24
九塞溝などもそうですが、こんな素晴らしい絶景があった!自然美があった!と分かって人気が出た途端、そこは人工的に観光地化され、人が押し掛け…。 勿論、そうされる事で、自分も気軽にそして便利にその観光地や絶景を楽しんでいる一人であることは間違いありません。殆どの人が、その恩恵に預かっている事でしょう。皆が見たい、そこで商売したい、もっと便利にしたい…色んな人がいるのだから。 でも、本当にそれでいいの?と考えさせられる絵本でした。 1歳半の息子には早い内容ですが、いつか一緒に、もしくは一人で読める時に何かを感じる事が出来ればと思います。
投稿日:2007/05/12
いろいろな意味で素晴らしい絵本でした。 どんどん開発されていく、もともとは手つかずの自然だった場所。 自然と共生してきた主人公の少年は、自分の心地よかった場所がすごい速さで変化していくことに、決して怒りを覚えたり、非難したりしているわけではありません。 開発を受け入れ、その中に身を置いてみて、それでも最終的には、自然と共生していくことが自分の素直な姿であることを悟るのです。 開発による自然破壊を声高に叫ぶわけではない姿勢が、かえって我々に問題提起してくるのです。 明確に誰かを悪者にしているわけではないので、読後感も良く、最後には自然の風の心地良さまで感じることが出来るような絵本でした。
投稿日:2007/03/19
誰もいない世界の果て…大自然の中で暮らす少年のお話。 突然やってきた開発の波に 一度は自分も乗ってみたけど やっぱり違うって気が付いて… 地球上には 手付かずの自然がどの位残っているのだろう… と考えました。 「すばらしい自然」などと紹介されたりすると あっという間に そこは観光地と化し 自然は汚されてしまっているのが現実ではないでしょうか。 そんな繰り返しが ずっと続いているように思えてなりません。 「美しい自然を守りたい」 これを読んだ子供たちが そんな風に感じてくれたら良いなぁ…と思いました。 絵は私の大好きな絵本『ウェズレーの国』と同じ ケビン・ホークスさんが描かれています。
投稿日:2007/01/19
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