最近、「星の王子さま」の作品の良さに、あたらめて気づき、いろいろな方の翻訳の「星の王子さま」を読みあさり始めました。
これは、低年齢用の手のひらサイズ絵本でした。
絵はちゃんとサン=テグジュペリのものを使っているので、違和感はありません。
副題に「おうじさまのいちにち」と、ありまして、この本で紹介しているのは、王子さまの星に住んでいるときの1日の様子のみです。
だからページ数も見開きで5ページ、テキストも文章というほど長くないです。
でも、さすが岩波から出ている絵本!要所要所しっかり押さえてあるという感じで、原作のイメージは壊されないまま、低年齢の幼児にも「王子さま」の様子が分かる作りだなぁ〜と、思いました。
川口恵子さん(邦訳)の小さい子向けの言葉の選び方も分かりやすくてよかったです。
これを読んだ子供たちがいつかちゃんと「星の王子さま」を手にとって読んでくれるといいなと思いました。