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岸辺のふたり自信を持っておすすめしたい みんなの声

岸辺のふたり 作・絵:マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット
訳:うちだ ややこ
出版社:くもん出版
税込価格:\1,430
発行日:2003年
ISBN:9784774306537
評価スコア 4.33
評価ランキング 15,169
みんなの声 総数 11
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  • この絵本を読み終えて、まるで映画のようと思う人は多いはず。
     それもそのはず、この絵本はアニメーションショートフィルムを監督自ら絵本にしたものです。
     監督、つまりこの絵本の作者マイケル・ディドウ・ドゥ・ヴィットさんはオランダ生まれのアニメーション作家で、作品に描かれる平坦な大地はオランダの風景だそうです。
     この絵本の翻訳をしているうちだややこさんは本木雅弘さんの奥さんで樹木希林さんの娘さんでもあるエッセイストの内田也哉子さんです。
     うちださんはこの絵本に付けられた付録の冊子で、この作品の絵のことを「つつましく繊細な温度を保つ絵」と表現しています。
     なんとうまい言い方でしょう。

     絵本は、干潟を自転車で走っていく父と娘の姿から始まります。
     岸辺に着くと、父は「それじゃあな」と、一人ボートで漕ぎ出していきます。
     それが、父と娘との別れでした。
     それから、長い時間が過ぎていきます。
     少女は美しい女性になり、伴侶ができます。
     やがて、子どもも生まれ、母となります。
     あの時の少女も今は年をとりました。
     いつしか、父と別れた岸辺に彼女は戻ってきます。

     その岸辺で彼女が見つけるもの。きっと読み手はそこでこの岸辺の深い意味を知ることになります。
     人の一生がこんなに静謐な時間の流れだということを気付かさせてくれる、尊い絵本です。

    投稿日:2021/02/28

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  • 安堵

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、男の子4歳

    アニメーションにもなっているそうですが、
    このお話は絵本ならではのモノクロの世界が似合いますね。

    子どもにも読んでみましたが、
    最後の場面で「お父さんが帰ってきたね」と
    喜んでいました。

    読んだ感じ、恐らく年取っていた年配の女性が
    少女に戻っていたので、実際にお父さんが
    帰ってきたわけではないのでしょうが
    子どもと一緒によかったと安堵しました。

    人生で別れはつきものだけれど、
    いつまでたっても大切な人は忘れられないし、
    こんなふうに人を想えるって素晴らしいなと思いました。

    投稿日:2019/10/25

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  • ラスト

    • しのべさん
    • 30代
    • ママ
    • 茨城県
    • 女の子1歳

    突然去っていった父を、忘れない娘。
    時がたっていくなかで、楽しいことも沢山あるが、脳裏には必ず父がいる。
    そして、子育てが終わり、自分を見つめなおす時間がでてくると、また父の面影が出てきて・・・。
    ラスト、年齢をさかのぼっていきながら、父親と再会する娘がとても輝いて見えます。
    華はないけれど、心にしみて人生の節目に読み返してみたくなる絵本です。

    投稿日:2009/11/30

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  • 懐かしいモノクロの映画でも見ているような

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子9歳

    表紙の絵だけ見ると、とても子ども向きの絵本には見えませんが、内容を読んでみると、意外に高学年以上なら大勢いる読み語りに使っても、聞いてくれるんじゃないかな?と、思いました。

    絵はずっとシュールなままですが、この人のイラストにもっと色がついてら、たむらしげるさんの絵と似ていませんか?
    特にラストの方の、おばあさんになった少女のあたり。

    ただね。表紙の裏のところに
    「あなたの大切な人は、
     いま、どこにいますか。
     別れからはじまる
     小さなものがたり…」
    というコピーがあり、こういういい方はお父さんより、
    むしろ恋人に向かって使うものではないかと、
    ちょっと疑問に思いましたけど…。

    そこ以外は、全編モノクロの懐かしい映画でも見ているような、素敵な気分で読ませてもらいました。

    投稿日:2009/08/06

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  • 人が人を想う

    作者のマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット氏(オランダ)

    は世界的な映像作家で

    この作品も全編セピア色を基調とした風景で四季を見事に描き、

    その世界にせつない物語を奏でる登場人物を配置しています。

    そして日本語への訳は「たいせつなこと」の訳者でもある

    うちだややこ さん(樹希樹林さんの娘さんであり女優)

    この方の訳はホントに静かですが、心に入ってきます。

    このコラボレーションによりとても

    素晴らしい作品となっています。

    是非お父さんや女性の方に読んでいただきたい

    まさに、大人向け作品だと思います。

    投稿日:2009/05/27

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  • 10年後もう一度読み直したい

    • そやでさん
    • 20代
    • その他の方
    • 大阪府

    この絵本はもともと8分間の短編映画からシーンを切り取られて再構成されています。
    【内容】「それじゃな。」ぽつりと言い残してボートを漕ぎ出した父。見送る娘。やがて娘は大きくなり恋に落ち、子供が生まれ、母親としての役目を終えまた一人となる。だがどんなに思いを寄せても父が二度と帰ることは無かった・・・。

    【絵】モノクロにセピア調。少女の成長と共に伸びゆく木々。どこまでもシンプル。照らされて伸びる影が哀愁を誘います。

    この絵本は多くを述べる必要ありません。きっと皆も心のどこかで分かっている、そんな作品です。当たり前のことを描くのは逆に難しいと思うのですが、この作品は飾ることなく見事に表現されています。
    内田也哉子さんの和訳もつつましく素敵ですが、絵だけを眺めて読み進める方が心にぐっときました。
    5年後、10年後、30年後。年を重ねるに連れて受ける印象も変わり、また変わらないものがある。双方を感じるだろうという印象を受けました。

    投稿日:2007/01/31

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