「ねずみくんのきもち」 なかなかよいと思う みんなの声

ねずみくんシリーズの特別編です。
公園で意地悪ねこくんにいじめられたねずみくんは、自己嫌悪になるのですね。
そこへフクロウさんがやってきて、大切なこと＝思いやりを教えてくれるという趣向。
フクロウさんは、ねずみくんに考えさせ、対話からそのことをさとしてくれます。
ねずみくんはその中から、助け合って生きていることに気づき、個性の違いの素晴らしさを
実感するのです。
ねこくんのフォローは、ねみちゃんの登場でさらっと。
やや難しい道徳っぽい展開ですので、ちゃんと理解できるのは
小学生くらいからでしょうか。

これは作者から子どもたちへのメッセージなんですね
自分らしく生き抜くことは本当に大変な時代になりつつあると感じます
人のことなんかかまっていられない、自分のことで精一杯！
そんな風潮が少なからず子どもたちにも悪影響を及ぼしていることは否めない
作者は「思いやり」という言葉で心の中にある大切な感情を子どもたちに伝えようとされているんですね
今読んでもピンと来ないかもしれませんが、きっと心の中にふくろうさんの言葉として残るのではないでしょうか・・・
またそうなってほしいと思います

いつもは、２才の次女に読んでいる「ねずみくん」シリーズですが、こちらの作品に関しては、長女に読みました。
とても大切なメッセージが感じられて、私も読んでいて「じーん・・・」としました。
みんなが、こういった気持ちになってくれれば、いじめなんてなくなるのに・・・

大半が、ふくろうさんとねずみくんの｢思いやり｣についての対話で占められています。その部分がちょっと長いので、幼い子だと、作者が伝えたかったテーマが少しぼやけてしまうかもしれません。もう少し成長して、言葉の意味のひとつひとつを理解して自分で読めるころにもう一度改めて読み返してほしいと思います。
ですが、幼い子供の心にも温かなものが残ったのではないかなと感じています。

いつもの「ねずみくんのお話」だと思ったのですが、これはもっと大きい子向けの絵本でした。
子どもに「思いやりの大切さ」を教えてくれる良い絵本だと思いましたが、文章量が多くて読むことが大変でした。もう少しすっきりと書いていただけた方が、子どもの反応が良いのではないかという印象がありました。

なかえよしおさんと上野紀子さんの名コンビの作品だったのでこの絵本を選びました。他のねずみ君シリーズも呼んだ事があったのでとても親近感を持って読むことが出来ました。フクロウの叔父さんのように年長者はやはり良い知恵を持っていて体験と共に分かり易く語れるのだなと思いました。他の人と違うからこそいいし皆が色々だからいいという事が分る絵本でした。説教臭くなく自然と学べる絵本でした。フクロウの叔父さんの語りがとても優しいのも心を傾けて聴こうと言う気になるのだと思いました。

フクロウ博士がねずみくんに大切な事を教えてくれるお話です。

人を思いやる心、助け合って生きていること、みんな違うからこそ素晴らしいということ等、生きていくうえで大切なことを伝えてくれます。

少年犯罪などが増えている現在ですが、幼い頃からこの絵本を読んであげたら、他人の事を考えて行動できる人間に育つのでは･･･？と思ってしまうほどの絵本でした。

子どもだけでなく、大人が読んでも色々な事を感じることの出来る絵本なのでオススメです☆

ねずみくんシリーズは読んだことがないので、初めて手にしたのですが、とても深い内容でした。
このねずみの絵は、良く見かけるのですが、内容は全く想像出来ないくらいです。

冒頭に「小さくて臆病で失敗ばかりのねずみくんに、ふくろうさんが教えてくれた大切なこと」と記載がありますが、質問形式で文章が進むので、子供にも分かり易かったようです。

こうした話って、大人の自己啓発とか心理学とかの本に登場しますが、実は絵本にしたほうが良いのかも知れません。
大人の鑑賞にも十分堪えられる絵本だと思います。
勿論、幼稚園以上のお子さんにも、読み聞かせて考えさせるのに良いと思います。

『ねずみくんのチョッキ』シリーズで大人気のねずみくんがお友だち関係について考えます。
いじわるねこくんにいじめられてねずみくんはしょんぼり。
ぼくって気が弱くてダメだなァと思っているところへ
ふくろうさんがお友だちとはどういうものか
思いやりを持って接することがどんなに大事か・・・を
諭してくれます。
読んでいてアンダーラインでも引いておきたいくらい
納得できるような言葉がいっぱいです。
自分がおこした行動でお友だちを傷つけていないか
そう思いを巡らすだけでもお友だちと
かなりいい関係が保てるだろうし
皆それぞれ得意なことや苦手なことはあって
色んな子どもがいて　その子自身を認めてあげられたら
深刻な問題になっているイジメも減っていくのだろうにと思います。