絵は、前衛画家として初めて紫綬褒章を受章している元永 定正さんの作。
三重県上野市生まれで、忍者の子孫とのこと。
文は、レオ・レオニ、ジョン・バーニンガム、イアン・フォルコナー等の訳で知られる谷川 俊太郎さんの作。
今回一寸調べてみて驚いたのは、岸田 衿子さん、佐野 洋子さんとも谷川 俊太郎さんと結婚したことがあるということ。
岸田 衿子さんと言えば、その妹が女優の岸田 今日子さんで、「かばくん」が有名です。
佐野 洋子さんと言えば、やはり「100万回生きたねこ」
何か背景だけ見るとそれだけで凄い作品です。
ストーリー性はあまりなく、元永さんの絵に谷川さんが少し文を加えた程度のもの。
絵は、元永さんの出品されている絵の要素が色濃くでたもので、正直よく分かりません。
しかし、1歳の子に読んでもらったら、この組合せがたまらないらしいのです。
前衛画というのは、子供の心に遡及するものがあるのかも知れません。
1歳前後のお子さん向けのファーストブックの一つとしてオススメします。