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企画・原案: 加藤 信巳 入澤 宣幸  出版社: 学研 学研の特集ページがあります!
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百まいのドレス」 パパの声

百まいのドレス 作:エレナー・エスティス
絵:ルイス・スロボドキン
訳:石井 桃子
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
本体価格:\1,600+税
発行日:2006年
ISBN:9784001155792
評価スコア 4.77
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  • 石井桃子からの贈り物 

     児童文学者石井桃子さんは桃子と名付けられてだけあって、3月10日が誕生日です。
     1907年の生まれですから、生きておられたら110歳。しかし、石井さんは没後まだ10年にもなっていません。
     101歳まで生きられた女性です。
     しかも、いつまでもお元気でいらした。
     その成果のひとつが、この作品の改訳です。

     石井さんが最初にこの作品を訳されたのは1954年のことです。
     この時には『百まいのきもの』という題名でした。
     戦後まもない時期、まだドレスよりはきものの方が呼び方としてなじみがあったのでしょう。
     この時期の石井さんは「未来をになう若い人たちに、心の糧となるようなゆたかな文化を、ぜひとも伝えたい」と、さまざまな作品を求めていたといいます。
     そんな時に手にしたのが、この作品でした。

     この作品は現代風にいえば「いじめ」の問題を描いています。
     貧しい移民の娘ワンダに「ドレスを何枚持っているのか」とからかうクラスの同級生たち。そんな彼女たちに「百枚持っている」と答えるワンダ。
     そんなはずはないと、同級生のからかいは毎日続きます。
     ワンダの親はついにひっこしを決断します。
     転校していくワンダにからかったのはまちがいだったと悩む少女も出てきます。
     いじめにあっている人に何もしてあげられなくて悩む子どもたちもたくさんいます。

     こういう作品が1954年には読むことができたのも、石井桃子さんのような先人たちがたくさんいたからでしょう。
     でも、残念ながら、いじめはなくなりませんでした。どころか、もっと悪質になっていきました。
     石井さんはどんな気持ちで改訳の作業をされていたのでしょう。

     最後にこう記されています。
     「もうじき百歳の私から、若いみなさんに手渡すことができることを心からうれしく思っています」。

    投稿日:2017/01/22

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  • こどもの残酷

    1954年の『百まいのきもの』の再版だそうですが、差別問題でもあり現在に通じるjいじめ問題でもあり、意味深い物語だと思いました。
    ポーランドからの移民であるワンダ。
    いつも色あせた青いドレスを着て、泥で汚れた靴を履いているワンダは、学校ではまるで存在感がありません。

    この話は、ペギーとマデラインの二人の少女を通して書かれています。
    この二人の行為は無意識ないじめでした。
    二人にとって、ワンダは負としての存在感がありました。
    ワンダが言った「自分の家には百枚のドレスがある」という言葉がいじめを執拗にしてしまいます。
    ワンダが不登校になった一因でもあるのでしょう。

    一方、移民であること自体が、ワンダ一家の過去を暗くしているようです。
    言葉の問題、生活環境の問題、ワンダ一家は差別されているという被害者意識をもっていました。
    一家はより住みやすい場所を探して引っ越して行きました。

    ペギーとマデラインが無意識に行っていたいじめ。
    この物語は、二人がワンダに嫌われていなかったと思うことで終わります。
    ホッとする部分ですが、反面これで良いのだろうかという思いが残りました。
    二人がワンダと直接会って話す機会は生まれなかったのですから。

    投稿日:2010/08/18

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