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百まいのドレス自信を持っておすすめしたい みんなの声

百まいのドレス 作:エレナー・エスティス
絵:ルイス・スロボドキン
訳:石井 桃子
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2006年
ISBN:9784001155792
評価スコア 4.8
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みんなの声 総数 14
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  • 夢をみること想像すること

    たとえ貧しい暮らしをしていても、たとえ友達にからかわれる
    ことがあったとしても、ワンダのように、夢をみることができて
    想像することができたならば、きっと大丈夫。
    そう思います。
    1まいきりしかドレスがなければ、想像してみることですよね。
    百まいのドレスを。
    実際に百まいドレスを持っている人よりも、遥かに素敵な、色鮮やか
    なドレスを描くことができるだろうなあって思います。
    本当の貧しさというものは、生活のことではなくて、心のことかも
    しれない。ワンダの暮らしぶりを想像することができずに、からか
    って平気でいられるようなペギーみたいな人のことかもしれない。
    最後に、ワンダの描いた百まいのドレスの絵にふれて。
    からかっていたペギーやマデラインも自分のありようをふりかえる
    ことができたから、安心しました。

    投稿日:2011/12/08

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  • じっくり読みたい、深いお話

    • ぼんぬさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子5歳、女の子1歳

    いつも同じ服を着ているワンダが「あたし、ドレスを100まい持ってる」と言っても、誰も信じませんでした。どんなところでも、どんな人にも起こりうる差別の問題を、難しい言葉を使わずに描かれた、アメリカの名作です。

    投稿日:2021/12/26

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  • 学級文庫にも。

    我が家の小学4年生の娘が、学校のクラスの学級文庫にこちらの本があるようで、読んだようです。
    「面白くて休み時間ずっと読んでいた」なんて言っていたので、よほど楽しく読書できたのだと思います。
    小学校中学年の読書にぴったりな1冊なのでしょうね。

    投稿日:2021/01/14

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  • とても身に染みる一冊です。

    • ムスカンさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子12歳、女の子7歳

    1年生の娘と読みました。

    1年生にはちょっと難しいかな?と思える内容でしたが、
    主要な登場人物が女の子で、学校のお話。
    内容的にも女子がとても理解できる内容で、
    最後までしっかりと理解して読むことができたと思います。

    お洋服を1枚しか持っていないのに、
    100枚ドレスを持ってると言ったワンダ。
    ワンダをからかうクラスの女の子たち。
    ワンダをからかう友達を止めることができなかったマデライン。

    お話しはほぼマデライン目線で描かれていますが、
    クラスの様子が本当に眼の前に繰り広げられているかのように
    生き生きと描写されています。

    最後は、本当に安心した展開。
    そしてマデラインにとってもワンダのおかげで、
    これからの人生がとっても素敵なものになっていくと
    確信を得られるエンドです。

    どうか娘にもマデラインの気持ちが伝わっていてほしい。
    そしてワンダのような強さも持っていてほしい。
    思わず欲張ってしまう母でした。

    投稿日:2019/03/12

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  • ワンダの描いた100枚のドレス

    ワンダの描いた100枚のドレスがとても綺麗に素敵に描かれていました。ワンダのように、貧しくても強い心と気持ちを持って生きれたらいいなあと思いました。解決策は、転校という形でなくまだ他に方法があったのではないかなあと思いながら読んでいた私でした。

    投稿日:2018/02/10

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  • 石井桃子からの贈り物 

     児童文学者石井桃子さんは桃子と名付けられてだけあって、3月10日が誕生日です。
     1907年の生まれですから、生きておられたら110歳。しかし、石井さんは没後まだ10年にもなっていません。
     101歳まで生きられた女性です。
     しかも、いつまでもお元気でいらした。
     その成果のひとつが、この作品の改訳です。

     石井さんが最初にこの作品を訳されたのは1954年のことです。
     この時には『百まいのきもの』という題名でした。
     戦後まもない時期、まだドレスよりはきものの方が呼び方としてなじみがあったのでしょう。
     この時期の石井さんは「未来をになう若い人たちに、心の糧となるようなゆたかな文化を、ぜひとも伝えたい」と、さまざまな作品を求めていたといいます。
     そんな時に手にしたのが、この作品でした。

     この作品は現代風にいえば「いじめ」の問題を描いています。
     貧しい移民の娘ワンダに「ドレスを何枚持っているのか」とからかうクラスの同級生たち。そんな彼女たちに「百枚持っている」と答えるワンダ。
     そんなはずはないと、同級生のからかいは毎日続きます。
     ワンダの親はついにひっこしを決断します。
     転校していくワンダにからかったのはまちがいだったと悩む少女も出てきます。
     いじめにあっている人に何もしてあげられなくて悩む子どもたちもたくさんいます。

     こういう作品が1954年には読むことができたのも、石井桃子さんのような先人たちがたくさんいたからでしょう。
     でも、残念ながら、いじめはなくなりませんでした。どころか、もっと悪質になっていきました。
     石井さんはどんな気持ちで改訳の作業をされていたのでしょう。

     最後にこう記されています。
     「もうじき百歳の私から、若いみなさんに手渡すことができることを心からうれしく思っています」。

    投稿日:2017/01/22

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  • 1954年 太平洋戦争が終わって9年後に出版された、物語なのですね。
    ワンダ・ベテロンスキーは13番教室の一番は死の列の後ろから2番目の席に座っています。
    はじめにこんな話から始まり ワンダがみんなから差別されているのを感じました、なぜ?
    話を読んでいると どんどんと のめり込みました。

    「百まいのドレス」

    この意味が分かるのは先のことですが、ペギーとマデラインは、ワンダがいつも青いワンピースをきて、しかもしわだらけで いつの間にか ワンダをドレスごっことして いじめていくのです

    女の子のいじめ これは昔も今もあまり変わらないと思いました
    誰かしら いじめて おもしろがる 
    この人間の心理は なぜ生まれるのでしょう?

    マデラインは、いじめている自分がいやになり 悩みます。
    でも ペギーに、虐めはやめようと、手紙を書きかけて できない!
    この 苦闘の気持ち、そして 悩み苦しむ、 

    貧乏で 移民で いつも同じワンのピースのワンダをいじめている
    百まいのドレスを 持っていると言い張るワンダの気持ち 
    心の強い子だな〜 
    この子の夢は、 百まいのドレスを絵に書くことで 表現しているのですが
    虐めを受けたとき このような 強い気持ちでいられるワンダは すごいな〜

    そして いじめていることに悩む この対比!
     
    今の子供たちのいじめは 形は違いますが いじめていることに対してこんなに深く悩んでいるのでしょうか?
    もし マデラインのように悩んでいるならば、 人間としての優しさを持っているのが 痛いほど分かります

    ああ〜 このお話のように 人間の優しさを思い出してほしい
    虐めで 自殺する 子供の事を思うと・・・・・

    このお話は、 高学年の 思春期を迎える子に読んで欲しい本だと思います! もちろん大人にもお奨めです!

    投稿日:2010/09/10

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  • 遊びのつもりが・・・

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    テーマとしては難しいようで誰にでも起こりうる出来事のような気がします
    女の子って衣服とか、身につけるものに鋭い感覚を持っていますものね
    またいじめているという感覚がなくて、こうした行動をとることが実は一番多かったりしているんではないかな・・・?
    いじめについては、私は何度も記してますが、いじめるほうが100%悪いという考えです
    毎日同じ服だから、うそつきだから、それがいじめる理由にはならないのです
    後悔する子どもの行動と心理はこのお話で充分伝わったでしょうか
    まずは大人が良い見本とならなければいけませんね

    投稿日:2010/09/10

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  • こどもの残酷

    1954年の『百まいのきもの』の再版だそうですが、差別問題でもあり現在に通じるjいじめ問題でもあり、意味深い物語だと思いました。
    ポーランドからの移民であるワンダ。
    いつも色あせた青いドレスを着て、泥で汚れた靴を履いているワンダは、学校ではまるで存在感がありません。

    この話は、ペギーとマデラインの二人の少女を通して書かれています。
    この二人の行為は無意識ないじめでした。
    二人にとって、ワンダは負としての存在感がありました。
    ワンダが言った「自分の家には百枚のドレスがある」という言葉がいじめを執拗にしてしまいます。
    ワンダが不登校になった一因でもあるのでしょう。

    一方、移民であること自体が、ワンダ一家の過去を暗くしているようです。
    言葉の問題、生活環境の問題、ワンダ一家は差別されているという被害者意識をもっていました。
    一家はより住みやすい場所を探して引っ越して行きました。

    ペギーとマデラインが無意識に行っていたいじめ。
    この物語は、二人がワンダに嫌われていなかったと思うことで終わります。
    ホッとする部分ですが、反面これで良いのだろうかという思いが残りました。
    二人がワンダと直接会って話す機会は生まれなかったのですから。

    投稿日:2010/08/18

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  •  50年前のアメリカの作家さんの作品と知り、驚きました。
     今の時代にも垣間見る、少年少女の残酷なからかいや蔑みの光景。
     
     ポーランド移民の子ワンダ。
     身なりからして、経済的にも相当貧窮していたようです。
     学校に来ても、言葉もおそらく不自由であったことでしょう。
     授業でも躓き、先生の説明にも黙り込むほどですから、クラスメートに流暢に英語で話しかけられるはずがありません。
     彼女の存在は、クラスの中で無きに等しい状況だったようです。
     その彼女の、一言を聞き逃さず執拗にはやし立て、待ち伏せまでするようになるペギーとマデライン。
     こんな子に百枚のドレスがあるわけが無いと決め付け、意地悪い質問攻め。
     読んでいて、人間の心の中にあるこの残酷さ意地悪さが悲しくなります。
     できるなら神様にお返ししたい人間の醜い感情です。

     決して、少年少女ばかりじゃない。
     大人社会にもこんな場面は、どこにでもあるガッカリする光景です。
     せめて、学校で学んでいる時間は、子供は等しく対等の存在で一心に黒板を見つめられる環境であるべきなのに。
     着ているもの、住んでいるところ、親の経済力、使っている言葉、親からプレゼントされた名前、身体的特徴など、どれもこれも本人がいかんともしがたい事由です。
     それをあげつらい、からかうことを喜びとする周囲の子供たちの心の貧しさ。
     
     マデラインの煩悶の中に、少女の心の中の内実が描かれていて、ほっとします。
     ワンダの転校で、ペギーとマデラインが考えを改める機会を持て良かったと思います。
     また、ワンダの百枚のドレスが本当であったことも、転校後彼女にそれが評価されたことを手紙で伝えられたことも良かった。
     そして、ラストでペギーとマデラインの気づいた事に、こみ上げてくるものがありました。
     
     読むと時にはワンダの立場に立てるのに、本を離れると知らず知らずペギーやマデラインのようなことをしていることがあるやも知れぬ事に、息子にも気づいて欲しいと思い薦めました。

    投稿日:2010/06/19

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