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わすれられないおくりもの」 ママの声

わすれられないおくりもの 作・絵:スーザン・バーレイ
訳:小川 仁央
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1986年10月
ISBN:9784566002647
評価スコア 4.77
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137件見つかりました

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  • 死別を考える本

    • きゃべつさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子7歳、男の子4歳

    スーザンバーレイが子供のために初めて書いた本です。とありましたが
    このお話は死別を経験した大人にこそ、響いてくるのではないかと思います。

    あるお葬式のとき、神父さんが、
    「故人が残した一粒の麦は皆さんの中で芽生えて育ち、たわわな穂をつけていくだろう」という話をしました。このお話を読みながらふと思い出しました。
    アナグマの死で悲しみにくれる動物達。それを癒したのは、まさに生前のアナグマとの思い出だった。アナグマのまいた優しさの種だったのです。

    アナグマが死ぬまで場面が、アナグマの人柄を現わすように優しく美しく切ないです。
    そこから、死んだことを知って残された動物達の場面へ転換してるので、
    絵本とは思えない重みの話に仕上がってます。

    実はまだ子供達には読んでなくて、私だけが一人感動しています。
    絵本は子供に色んな知識や思わぬ想像力を芽生えさせてくれますが、
    死別だけは、絵本では実感も想像もできないと思ってます。
    もう少し、死というものが理解できてから読ませたいです。

    投稿日:2009/03/14

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    5
  • こどもといっしょに

    • らずもねさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子2歳、男の子0歳

    準備をして長いトンネルに入っていくアナグマ
    そしてその「死」を悲しむ友人、
    その「死の悲しみ」を乗り越えようとする姿を通じて
    様々なことを大人として考えさせられます。

    アナグマが死ぬ前におこなった「残す」ということ
    悲しみから前を見て歩き始めるすべ…
    死を受け入れることのできる大人にとっては、
    死への姿勢や、死を受け入れる心の様子を感じる本で
    時にアナグマへ、時に友人たちにと感情移入しながら何度も読みました
    純粋に私にとって為になりました。
    乗り越える心持として私にとっては理想的なものでした

    子供にとってはどうでしょうか?
    (本人ではないのでここからは想像ですが)
    4歳になる息子にとって
    「死」とは実に気になるもののようで
    ニュースの殺人事件や
    虫の死と日々身近な「死」に対面しており
    その都度「死んだらどうなるのか」「なぜ死ぬのか」と
    壮大なテーマを投げかけてきます

    4歳児の理解としては
    「死」とは、
    じーっと動かなくなり、実に悲しいことであるという風に理解しているようです

    絵本を読んでいる間中
    眉間にしわを寄せて真剣に聞いていました
    読み終わるといつもは「○○ってなに」とかすぐに聞く息子が
    何も聞かずにいました
    何かを考えている様子でした

    そうして「悲しいからもう読まない」とだけ言いました

    今はそっと本棚にしまってあります。
    身近な死と直面し途方もない悲しさに包まれたとき
    そんな悲しさから抜け出せないのではないかと不安に思ったとき
    この絵本をまたそっと手に取る時がくるかしらと感じています

    人生において死が不可避であるならば
    死に触れる絵本として良書だと思います

    投稿日:2011/07/31

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    4
  • 『死』について教えられる絵本

    去年、義母が亡くなり、そのことを教えるために探して購入。
    当初は興味を持ちませんでしたが、数ヵ月後突然「よんで」と持ってきました。
    読んでいると、悲しいけれどじんわりと温かいものが心に湧いてきて、私の方が涙が止まらなくなってしまいます。
    本当に、こんな風に亡くなった人の想いが残っていくとしたら、どんなにいいだろうと思います。
    身近な人の死を教えるにはとても良い絵本だと思います。

    投稿日:2014/04/20

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    3
  • ずっといっしょ

    • ちょてぃさん
    • 40代
    • ママ
    • 静岡県
    • 女の子13歳、女の子9歳

    「わすれられないおくりもの」は、その名の通り私にとっても、いや、読んだ人は誰にとっても「わすれられないおくりもの」になるような本であると思います。実際、小学校の国語の教科書にも掲載されている名作です。大切な人が亡くなることは、とても辛く寂しいことだけれど、その喪失感や悲壮感以上にその人との生前の思い出が残された人たちの心に生き続けて、勇気づけてずっといっしょに寄り添い、前進させてくれるということを子供達にも素直に伝えてくれるストーリーは絶品です。

    投稿日:2014/11/28

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    1
  • このシリーズは本当にいつまでも覚えていてほしいお話です。
    本作も人(アナグマですが・・・)の死という重いテーマでありながら、なぜ人は皆生き、他人と関わるのか、死の後に何が残るのかなど、絵本でそれとなく教えてくれる傑作だと思います。
    今、子どもがどんな気持ちでこの話を聞いているのかは分かりませんが、真剣な顔で聞いてくれているので、いつかきっと理解してくれると信じています。
    大きくなっても読み返してほしい絵本です。

    投稿日:2013/01/21

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    1
  • いつの日か、乗り越えられる

    初めて読んだときは、あまりにせつなくなり涙がこぼれました。
    私も、今までの人生で、いくつもの親しい人とのお別れを経験してきました。
    親しい人の「死」を受け入れていく過程が、自分の経験と重なってしまい、読みながら涙が止まりませんでした・・・。

    お話は、年を取ったアナグマさんが、静かに死を迎えるところから始まります。
    親しい年の若い友人達は、みなそれぞれアナグマさんの思い出をたくさん抱えていて、すごく悲しみます。
    でも、、、時が少しずつ悲しみを癒してくれるんですよね。
    そして、いつの日か、思い出を「宝物」として楽しく話せる日がくるんですよね。
    こうやって、人は、悲しみを受け入れて乗り越えていくんですね。

    息子は、まだ親しい人とのお別れを経験したことがありません。
    なので、今の段階でどこまでこの本の内容が実感できたかはわかりませんが・・・しんみりしていました。
    いつの日か、悲しい思いをしたときに、それを乗り越える力にするためにまた読んでもらいたい本です。

    投稿日:2010/02/15

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    1
  • どう生きるか

    • みっとーさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子9歳、女の子7歳

    死という、子どもにとって怖いテーマでありながら、とてもあたたかく心穏やかになるような絵本でした。
    大好きなアナグマが死に、悲しみにくれる動物たち。でも、みんながそれで互いに助け合えるような、宝物になる知恵や工夫を残してくれているから、その残してくれたものの豊かさで動物たちは悲しみを乗り越え、楽しい思い出を語れるようになっていきます。どう死ぬかではなく、どう生きるのがいいのか、そのお手本を教えてもらったような気がします。

    投稿日:2020/11/23

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  • 素敵な人生の送り方

    • ぼんぬさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子4歳

    『アナグマは死ぬことを恐れていません。死んでからだがなくなっても、心は残ることを知っていたからです』の一文に惹かれました。
    アナグマは自分の死期が近いことを知っていたのです。アナグマが残した手紙が素敵でした。「長いトンネルのむこうに行くよ」と。
    アナグマさんとのたくさんの思い出が残された者たちの心を支え、彼等の心の中で生き続ける存在となることを教えてくれました。
     

    投稿日:2020/11/15

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  • 深い味わいの絵本。

    有名な絵本ですよね。
    この世に生を受けた限り誰にでも必ず訪れる死。
    それをどう受け入れるか。
    実際には悲しく切なく、そう簡単にわりきれるものではないでしょう。
    思い出は死なない。
    少しだけ勇気と希望を与えてくれる絵本にも思いました。
    老若男女関係なく、考えさせられる素敵な絵本です。

    投稿日:2020/01/09

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  • 年を取ったあなぐまの死を通して、あなぐまが残してくれた大切なものを動物たち皆で語り合い、共有し、支え合うお話でした。生前のあなぐまは、生活に必要な知識や技術を色々な動物に教えていて、若い動物たちの面倒をよくみてくれる素敵な人だったのだと思いました。

    投稿日:2017/08/30

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