「ひつじのリンジー」 みんなの声

書店でターシャ・テューダーさんのコーナーがあり、
可愛らしい表紙に惹かれて購入しました。

中身はあまり読まずに購入したのですが、正解でした！
この絵本を読み、ターシャ・テューダーさんのことを知ったのですが
暮らしぶりがとても素敵なかたのようですね。
豊かな環境で生まれた物語は、
読んでいる方も優しい気持ちになります。

動物の描かれ方がとても可愛らしいので、
他の本も読んでみたいと思いました。

私がターシャさんのファンなので、息子にもすきになってもらいたくて購入した絵本です。

ターシャさんの絵は、どの絵本もそうですが、動物や植物の描写がとてもみごとです。実物をモデルにして書いているというだけあり、リアルだけれどもグロテスクな部分はなく、動きもあって、生き生きとしています。

いたずらものの羊の話は、猫や犬と暮らしている５歳の息子にも通じるところがあったようで、楽しく読みました。

哺乳瓶で育った子羊のリンジーです。やっぱり家族の一員です。

悪戯も可愛いけれど、手をやいて困るから、子供のようにお仕置きが

あるのが懐かしかったです。そうそう納屋に閉じ込められたっけ・・・

蜂の大群に刺されたリンジーのお世話をするトムとシルヴィー･アンに

とってリンジーは家族の一員だと思っていると思いました。

危うく死ぬところだったリンジーだから、色々と経験して大人になって

前より賢い羊になって・・・・・

リンジーが、双子の子羊のおかあさん羊にとても嬉しくなりました。

ターシャ・テューダーさんの作品だったのでこの絵本を選びました。昔のアイスクリームの作り方がとても魅力的で是非私も主人公達の様にアイスクリーム作りに挑戦してみたくなりました。主人公の心の寛大さが素晴らしいなと思いました。蜂に刺された後にはどうすればいいのかも教えてくれ嬉ししくなりました。自然の恵みからの知恵を沢山持っている作者だからこその文章が散りばめられていてさすがターシャ・テューダーさんだなと思いました。

「エドガー・アラン・クロウ」に続けて読みました。
エドガー・アラン・クロウが賢い子ガラスだったのに比べ、
リンジーがな〜んにも考えてないやんちゃなひつじだっていう、
この違いがまた面白かったです。

リンジーのやらかす事に「あらあらあらあら」言いっぱなしです（；＾_＾A
娘は、ミツバチに刺されたリンジーの顔にソーダ水を塗ることにビックリ。
私も初めて聞いたことで、ビックリ。
民間療法のようなものなのでしょうか。

このシリーズの絵本、中の紙の角が丸くなっていることに気付きました。
ターシャ・テューダーさんの柔らかい優しい絵にピッタリです♪

今回ちょっと気になったのは、文字のページに描いてある飾り文字。
多分、各ページの頭の文字を飾り文字で描いてあるんだと思うのですが、
あまりにも控えめに置かれているので、ページの頭に持って来ても
良かったんじゃないかな〜って思いました。

１９世紀風の暮らしを実践しているターシャ・テューダー。
自然と動物達に囲まれた自給自足の生活を体感しているからこその、
リアリティに溢れる作品です。
シルヴィー・アンのお誕生日の日。
バースデー・パーティーの準備が着々と進む中、
いたずらっこのこひつじリンジーが引き起こした騒動。
でも子ども達はそんなこひつじをも手厚く介抱するのです。
この、いとおしいほどの優しさにジーンときてしまいました。
やはりいつも動物達と一緒に過ごしているからこその愛情でしょう。
優しい気持ちをおすそ分けしてもらえますよ。

今更ですが初めて読んだターシャ・テューダーの絵本です。
ターシャ・テューダーといえば絵本だけでなく
ガーデニングや生活スタイルがとても魅力的ですよね。

このお話はやんちゃなひつじのリンジーに振り回されて
お誕生日パーティーはめちゃくちゃになってしまうんだけど
リンジーを可愛がる家族の温かな様子に
ついつい笑顔になってしまうような絵本ですね。
ターシャ・テューダーの優しいタッチもいいですね。
ひつじのフワフワ、モコモコした柔らかな可愛さに惚れてしまいました。
余談ですがハチに刺されたら　ソーダ水が効くのですね
知りませんでした＾＾；