もうなかないよ、クリズラ(冨山房)
きみとぼく(文溪堂)
谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語
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8件見つかりました
わたしが小学校高学年頃に出逢った本だと思います。 家にあった童話集にのっていたお話の一つでした。 とても悲しいお話だけれど、子供心にもとても心に残り、何度も泣きながら読み返していた記憶があります。 大人になってもなお忘れられないお話です。 何度かの引っ越しでもこの本だけは処分することなく持ち続け、自分が親になった今でもボロボロになった本が本棚にあります。あまり物持ちがいい方ではないのでめずらしいことです。それほどにこのお話は心に残りました。 絵のかわいらしさがまたお話の切なさを引き立てます。 (私が子供のころ読んだ時の絵は柿本幸造さんのものでした) 小学校で読み聞かせボランティアをしているので、 高学年の子に読みたいと思っています。
投稿日:2024/06/10
浜田廣介ワールドですね。 リスの(慈しんで育てた)子を思う心に打たれました。最後には鳥になってしまうなんて・・・ もぐらが本当のことを言う言わないは関係なく、いつかは違う生き物だと気づくのでしょうから、別れは来るとは思いますが、別れ方が突然すぎたのでしょうか。なんとなくうまく子離れしなきゃ、辛くなると悟った私でした。
投稿日:2023/10/28
リスが鳥の卵を見つけ、それを大事に育てるお話です。 自分とは血のつながらない雛を それはそれは大切に育てているリスがいじらしく いつもせつない方向にいく 浜田 廣介作品のラストを すでに予感させるものがあります。 予想通り、巣立った雛をリスはいつまでも待ち続けます。 子供が大きくなって巣立ったとき、 自分はこの執着は持ちたくないと、正直思いました。 重くない母の愛を目指したいと・・改めて考えさせられた一冊です。
投稿日:2013/02/23
娘が3歳のころにプレゼントでいただきました。 3歳児には、文章も長く難しく理解できなかったようです。その後、4歳5歳と読み続けていますが、やはりまだ難しいようです。 ただ、大人の私は初めて読んだときに涙で読み進めませんでした。 お話はりすが畑に白いたまごをみつけ、ひろってもどるところから。そのたまごから、ひながかえり「カッコウ」と名付け毎日可愛がって育てます。 ところがもぐらが、「おまえさんは、おちていたたまごだったよ。それをひろって、あのりすさんがそだてたんだよ」とひなに話してしまいます。 ひなの葛藤、やさしいりすの言葉に戸惑い、「おなかがいたいの、すこしなの」と言い訳し、また「やっぱり、これがおかあさんにちがいない」と信じようとする姿が切なく、泣けてしまいまいます。 そして、何も言わずにひなは旅立ってゆき、りすはかっこうを待ち続けます。そして、とうとうりすは1羽の鳥になり、「カッコウ、カッコウ」と呼びながら、空を飛んでゆきます。 幼児には難しい内容ですが、とても美しい文章で、読んでいるだけで心地よいです。絵もとてもきれいです。 このような美しい絵本を、これからも読み続けていって、いつか子どもたちの心に残っていってほしいと思います。
投稿日:2012/08/26
主人が子どものころ好きだったお話だと聞いて、 読んでみました。 ただひたすらにカッコウの子どもを愛し続けるリス、 その無償の愛を受けながらも、 不安な気持ちをぬぐい去れなかったカッコウの子ども…。 リスの待ち続ける姿が悲しいこと…。 読んでいるうちに、きっとハッピーエンドは待っていない せつなさを感じていました。 でも、読んだ後忘れられないお話です。 子どもがもうすこし大きくなったら、 読んであげたいと思います。
投稿日:2011/12/17
子供にはピンとこない感情も 私にはドンピシャで、はまりました。 自分の子供でなくても無償の愛でかわいがり その子供は何か違うと思いながらもそれを受け取り、 でも子供が突然巣立ってしまって・・ なんてとても悲しくて切なくて親子が子を思う気持ちが こんなにもつらいなんて、やりきれなくなりました。 思いが通じて姿かたちが変わっていくところは 涙ものです。
投稿日:2011/10/09
りすが小鳥の卵を暖め育てます。ことりは、りすが母親ではないことに次第に気付き、いなくなります。りすを待って待ち続けたりすは小鳥になります。息子は「これってうその話じゃん。りすが鳥になるわけないじゃんね」ととても現実的な反応を示しました。 浜田廣介の作品です。元々のお話は、子どもがいなくなった母親が泣き叫ぶうちに鳥になったというお話だそうです。 りすは、母親のような気持ちで小鳥を育てていたのでしょう。りすと小鳥、決して出会うことのない親子関係。無償の愛をそそぐりす。りすは報われようと小鳥を育てたわけではないと思いますが、突然子どもがいなくなるというのは、親としてはとても悲しい出来事です。 息子は「いもとようこのお話って、悲しいお話が多いね。『そばのはな さいたひ』(こわせたまみ)もさ、うさぎが死んだよね」と。 「うその話」と言った息子にも、悲しいお話であることは伝わったようです。廣介童話を読むのは「ないた赤おに」「こりすのはつなめ」に続いて3作目。子どもの心にはどんな形で残っていくかはわかりませんが、印象的な話であったことは間違いないようです。 小鳥の卵を暖めるりすの姿からは母親の愛情が伝わってくるようです。海外の絵本もよいものがありますが、こうして日本の名作を読むのもいいものだと思います。 他にも、いもとようこが廣介童話の絵を描いている本があるようなので、読んでいきたいと思います。
投稿日:2008/01/08
ひろすけ童話というのは、なんとも切ないです。 この絵本も、本当のことを聞きたいけど聞けない子供と、無償の愛で子供に接する親が描かれています。 特に、子供が、親を思っている気持ちが、とってもいいです。思うがゆえに、心の中で葛藤します。 そんな子供に、やさしく接する親リス。 ハッピーエンドではないのかもしれませんが、心に残る作品です。
投稿日:2007/05/06
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