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宮沢賢治の絵本 どんぐりと山猫」 ママの声

宮沢賢治の絵本 どんぐりと山猫 作:宮沢 賢治
絵:田島 征三
出版社:三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2006年10月
ISBN:9784895881135
評価スコア 4.69
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みんなの声 総数 44
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  • とても奥の深い判決内容にに注目

    今、宮沢賢治の作品を読みあさっています。
    この作品の存在は知っていましたが、読むのは初めてでしたので、
    わくわくしながら読みました。

    ある日、一郎のところに届いた「おかしな はがき」がことの発端です。
    気が付けば、なんだろう?どうなるんだろう?の連続で、一気に
    読んでしまいました。

    いわば、ドングリの背比べの裁判なのですが、どんぐりと山猫が
    裁判をしているという発想も然り、一郎が思いついた判決の内容に然り、
    意表をつかれた展開で、とても興味深かったです。
    「よく見られたい」という心理の逆をついた感じですよね。
    適当なようで、とても奥の深い判決内容にに注目です。

    田島征三さんの絵が、山猫の表情やドングリの様子をとても上手く
    表現されていて、裁判中の騒々しさが聞こえてきそうでした。

    もしかしたらにんげんが知らないだけで、森の中でこんな裁判が
    繰り広げられているとしたら・・・そんなことを想像させてくれる、
    楽しい作品です。

    投稿日:2012/05/28

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  • ユニークな絵が迫力です。

    • ポピンズさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子7歳、男の子3歳

    小学生の頃、賢治の作品集の中でも、読みやすかった作品で、印象に残っていた作品です。
    最近ドングリ拾いに夢中の子ども達、秋といって、どんぐりを素通りしなかったことはかつてありません。
    今年の秋は、「どんぐりと山猫」との娘との出会いという貴重な季節。
    いくつか手にしたフェアの賢治作品の中から、これは、絵が怖いかな、と思っておそるおそる手渡したのですが、娘の反応はいつも私の予想を見事にかわします。
    怖いかと思った馬車別当の顔も「なんでこの人片目ないの?」とは聞いてきましたが、そういうものとして受け入れている様子。
    娘的には、絵というよりも、ストーリーを楽しんだようです。
    「裁判」という意味も、園の劇で「アリス」の裁判を熟知して大好きだった娘のこと、よく理解していました。
    (関係ありませんがアリスにはチェシャネコが出てくるので、裁判とネコの関係がおもしろかったようでもあり)
    私としては、話を知っていた上で、絵を楽しんだので、当時思い描いていたドングリがそのまんまよりも、田島さんの絵によってなんとも不思議さを醸し出した味のあるドングリたちになっていることや、舞台となる「美しい金色の草地」で「まわりは立派なオリーヴ色のかやの木のもり」のページが風情ある描かれ方だなぁと感心しました。
    帰り道の馬車の場面共々、現実から非現実に行って帰る通り道が、田島さんならではの色づかいで幻想的なタッチになり、素敵だと思いました。
    フェアの作品を知ったお陰で、賢治の世界を色々な画家さんで楽しみなおしたいという魅力にとりつかれました。

    投稿日:2010/11/10

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  • 田島さんの絵が似合ってる

    ちょっと不思議で、がちゃがちゃとした雰囲気に
    田島さんの絵がとてもよく似合っていると思います。
    白いきのこがどってこどってこと楽隊をやっている
    様子や、どんぐりたちが口々に叫んでいる様子など
    本当に、もしかしたら自分も裁判に呼ばれて目にする
    ことができるのじゃないか?という気持ちになるのです。
    娘に読むにはちょっと長いなあと思ったので(章ごとに
    わかれていないので途中でくぎるわけにもいきませんし)
    今回は私だけで読みました。
    もう少し大きくなったら一緒に読んで、田島さんの絵の
    勢いや、宮沢賢治の言葉のセンスに刺激を受けてほしい
    なあ。
    もちろん物語のおもしろさも感じてくれたらいいな。

    投稿日:2010/11/05

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  • これ読めたら一人前!

    • 事務員さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子6歳、女の子3歳

    一郎に「おかしなはがき」が届きました。
    山猫からのご招待です。
    山猫をたずねて進むと
    馬車別当に出会います。
    山猫が現われどんぐりたちの争いを鎮める相談をされます。
    一郎はうまく静めることができ
    次回も裁判長としてきてほしいと
    お願いされます。

    1、はがきが届いたときの一郎の喜び
    2、馬車別当の奇妙な風体の表現
    3、どんぐりたちの争いの場面
    4、次裁判に呼ばれることを心待ちにする一郎の気持ち

    30を過ぎて初めて読み、とても楽しく読めました。
    宮沢賢治が読めるようになったら
    うちの子も一人前だなと思いました。

    投稿日:2010/11/02

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  • やかましさが聞こえてきそう

    いくつか宮沢賢治の童話絵本を読んでみましたが、息子がいくつになったら楽しめるだろうかと考えたとき、大人の私にも難しい(大人だから?)ものが多いような気がしました。

    しかし、この本は、主人公が子供で、展開される話もそれほど奇抜なものではなく、また重過ぎる話でもないため、他の本に比べて割と早い時期に読めるのではないかと思いました。絵本は卒業する頃だけど、字ばかりの童話はまだ・・・という頃から楽しめそうな絵本だと思いました。

    投稿日:2010/11/01

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  • 迫力満点!

    息子の好きな「どんぐり」を題材にしたお話ということで、読んでみました。
    実は私、宮沢賢治さんのこの作品読んだことがなかったのです。

    「めんどな裁判しますから・・・」という山猫のはがきに誘われて、いちろう少年が山猫のところに向かうのですが、たどり着くまでの描写もクスっと笑えたり微笑ましかったり。
    どんぐり達が出てくるのはお話の後半になってから。
    お待たせしました、とばかりに凄い数のどんぐり達で見開きページが埋め尽くされています。
    どんぐり達に向かって怒鳴る山猫の迫力もさることながら、どんぐり達で埋め尽くされたページも見応えあります。
    それぞれのどんぐりの形や表情を細かく見るのもまた、なかなか楽しいです。
    また、ラストにかけての山猫の言動にも、思わず微笑んでしまいました。なぜって、子供が少〜し偉そうにしたがっている、そんな風に思えて。

    お話と絵が相まって、長く記憶に残りそうな絵本です。

    (注:まだ小さく、とても怖がりなお子さんの場合、馬車別当の顔に怖がるかもしれません。かなり強烈な顔なので…いい味は出しているのですがね…。)

    投稿日:2010/10/25

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  • どんぐりの背くらべ

     どんぐりの背くらべの裁判なんて、だれがやっても大変でしょう。
     「裁判も、もう3日目だぞー」と叫ぶ山猫は、迫力があります。山猫と馬車別当の、こわいようでおもしろいキャラがいいです。
     一郎が山猫の裁判所にいくまで、西に行ったり、南に行ったりと森に迷いこんでいく感じがよかったです。

     どんぐりたちの、にぎやかな声が聞こえてきそうなお話の最後。
    「やまねこ拝、というはがきが2度とこなかった」と終わっています。祭りの後、のようでしみじみしました。

    投稿日:2010/10/21

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