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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

モチモチの木自信を持っておすすめしたい みんなの声

モチモチの木 作:斎藤 隆介
絵:滝平 二郎
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1971年11月20日
ISBN:9784265909063
評価スコア 4.83
評価ランキング 138
みんなの声 総数 140
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120件見つかりました

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  • じさまの愛

    年を経てから読み直すと、じさまの豆太を慈しむ深い愛がしみてきました。
    自然界の美しさと、その一部として生きることの厳しさも感じます。

    1冊の絵本としては芸術作品だと思います。
    小学生にもぜひ出会ってほしいですが、感想を聞いたり、心情の分析などせずに、それぞれの子どもの心のなかに、そっと残ってほしいなと思います。

    投稿日:2017/09/01

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    3
  • やるときはやるもんだ

    • 楽葉さん
    • 60代
    • じいじ・ばあば
    • 埼玉県

     「にんげん、やさしささえあれば、やらなきゃならねえことは、きっとやるもんだ…」最後のページで 祖父ががんばった孫にきかせるセリフは作者から読み手への究極のメッセージだろう。

     峠の猟師小屋で じさまと暮らしている5歳の豆太は夜には一人で便所に行けない臆病者。ある晩腹痛に苦しむじさまを助けるため医者を呼びに必死で夜道を駆け下りた…そしてその帰り道に言い伝えのある貴重なの景色に出会うのだった。骨太な文章にくっきりと遠目のきく切り絵がぴったり合っている。

     深い青をバックに漆黒の擬人化した枝が恐ろしげに迫る場面を特に印象的に見せてあげたい。

     ところで…絵本が発行された1971年当時、切り絵作家滝平二郎は朝日新聞日曜版の連載で大ブレイクしていたのだが、それはまた別な話…

    投稿日:2011/05/25

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    3
  • 心温まる美しい切り絵

    私が小学校の国語の教科書で読んだ記憶は、
    「モチモチの木」は怖い、というものでした。


    切り絵の雰囲気が怖かったんですね。


    けど、大人になって読んだいま、
    ぜんぜん怖くない話だったことを知りました。
    むしろ、とてもあたたかくて美しいお話です。

    モチモチの木がひかっているページとか、美しすぎて感動すらおぼえます。


    そんな絵本、主人公と同じ5歳のころに
    子どもに読んでみたい絵本です。
    もしかしたら私と同じく怖く感じるかもしれません。
    けど、それならそれで、大人になったら私と同じように改めて感動することがあるかもしれません。

    投稿日:2013/11/05

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    2
  • 印象に残る絵本

    • ぎんにゃんさん
    • 30代
    • ママ
    • 京都府
    • 女の子4歳、男の子3歳

    子供たちがそれぞれ3歳と5歳になる少し前から読んでいます。自分自身が子供のころに読んだ記憶があって、強い印象だけが残っていました。ずっとわが子にも読みたいと思っていたのですが、絵の雰囲気から上の子が年中になるまで待っていました。ちょうど保育園の年長さんが「半日村」の劇をやったこともあり、娘の中では入りやすい時期だったのでよかったです。
    大好きな人のために勇気をふりしぼる。無敵時代を終えて、怖いものが増えてきた年頃、一人で乗り越えたい気持ちが出てきた年頃で、内面の成長を自分に重ねながら読めるのではないかと思います。

    投稿日:2013/09/27

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    2
  • 子どものころは怖かったけれど

    図書館で、見慣れた表紙のこの絵本を見つけました。

    絵本の内容はほとんど覚えていませんでしたが、この絵の迫力に「怖い」というイメージだけがありました。

    可愛いもの好きで、怖い絵本は苦手な娘には、受け入れてもらえないかな、とずっと様子を見ていました。

    5歳になり、面白くて楽しい絵本以外も、受け入れられるようになってきたこともあり、借りてみました。

    私が子どものころには、不気味で怖いと思っていたモチモチの木。こんなにも美しかったんですね。
    そして「じさま」は優しく、大切なことを教えてくれていたんですね。

    豆太のように臆病な娘ですが、この絵本の中で、豆太が痛くて寒くて、泣きながらも助けを呼びに走る場面、「だいすきなじさまの しんじまうほうが、もっとこわかったから」という文章に、うなづきながら、真剣に聞いていました。

    最後のじさまの言葉は胸に響きます。
    子どもを勇気づける、優しさにあふれています。

    投稿日:2012/10/10

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    2
  • 2冊いっしょに読んでみて!

    • 事務員さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子7歳、女の子5歳

    表紙の絵が娘の好みじゃないだろうと
    後手になってしまいましたが
    私が木をテーマにした絵本に興味がわいてきたので借りてきました。

    主人公の豆太は5歳の男の子。
    怖がりで外にあるセッチンに1人でいけません。
    同じ5歳の次女が神妙に聞いています。
    夜になるとモチモチの木が幽霊のように見えちゃうんです。
    そりゃあ、怖いですね。
    でも、腹痛で苦しむじいちゃんを助けるために
    豆太は勇気を振り絞って医者の元へ夜道を駆け出したのです。
    緊急時、頼りになる豆太のお話でした。

    このモチモチの木。読んでいる途中で「あ!」
    同時に借りてきていた「トチの木の1年」です。
    こんな偶然があるのでしょうか!
    物語の中でさまざまな表情を見せてくれたトチの木を
    写真絵本でも見れるなんて。
    絵本をたくさん読んでいるとこんな奇跡が起きることがあるんですね。

    投稿日:2012/03/01

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    2
  •  やっぱり日本が世界に誇れる名作ですね!
     斎藤・滝平作品をまとめて、お話会で読んでみたくなりました。

     この作品の中に漂う祖父と孫の二人暮しという淋しさ・貧しさ、そして、霜月という寒さが、空気として感じられます。

     片寄せあい思いやりを持ち合い暮らしている二人。
     どうにも夜になると仕様もなく臆病風に吹かれてしまう豆太。
     それを寛容に受け止めるじさま。
     この先わが身に何かがあればと、豆太の行く末を考えるとやるせない日もあることでしょう。

     モチモチの木に灯がともる霜月二十日の丑三つ時は、山の神様のお祭りの日。
     たった一人の勇気のある子どもだけが、見ることのできる“モチモチの木にともる灯”。
     豆太のなくなったおとゥもじさまも子どもの頃に見たというのに、今年も臆病な豆太には、無理のよう。
     ところが、真夜中に腹痛で苦しむじさまのために、豆太は・・・。

     豆太の優しさが豆太を突き動かし、勇気ある行動へ。
     そして、豆太と一緒に読者の皆さんも息を呑み“モチモチの木にともる灯”の美しさに感動すると思います。

     滝平先生の切り絵が、とにかく素晴らしい。
     モチモチの木の昼と夜の表情の細やかな違いは圧巻です。

     本当に何度読んでも味わい深い作品です。
     これから先の時代の人たちにも、読み継がれていく事でしょう。

    投稿日:2011/01/11

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  • 不朽の名作

     息子たちが幼少の頃、繰り返し読み聞かせた思い出の絵本です。
     
     そういった思い入れもあって、孫娘への提供には、受けとめてもらえそうな時期をじっと待ちました。
     孫娘も6歳になり、とうとう読み聞かせました。
     真剣に聞き入っていました。
     しっかり、受けとめてくれたようです。
     
     やさしさ=思いやりを骨太に描いた不朽の名作だと思います。

    投稿日:2008/11/11

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  • 教科書にも載っているこのお話

    教科書には、絵本の挿絵全部は使われていないので、
    ぜひ、絵本も見せたくなった1冊です。
    また、絵本の豆太のセリフはほとんど“カタカナ”なのに、
    教科書は、豆太のせりふは全部“かな”なのです。
    カタカナに豆太の、幼さ、可愛らしさが出ている気がして
    でも、途中から“かな”にかわる場面があって、
    そんな豆太がとっても愛おしくなりました。
    教科書だけでなく原本(絵本)も、
    子供たちに見せたくなりました。

    投稿日:2007/03/25

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  • 独特な世界が、新鮮かも

    • はなしんさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子5歳、男の子3歳

    滝平二郎さんの版画の世界が独特で、他の絵本にはない独特の世界観があります。その版画ならではの、黒の線がきつめの絵が、子供の頃には、随分と怖く感じられたのを覚えています。
    現に、娘もちょっと怯えながら、話に聞き入っておりました。
    でも、このちょっと暗い感じの絵が、このお話にはぴったりです。特に、モチモチの木がパッと明るくなる場面が、対比的に素晴らしく美しく幻想的で大好きです。

    昔、私の田舎のおじいちゃんの家は、トイレが外にあり、確かに夜のトイレはとても勇気がいりました。街燈などない田舎の夜は、本当に真っ暗で怖かったものです。だから、豆太の気持ちは、私にもよくわかります。
    また、じさまの優しさも、すごく心に染みてきます。
    親を早くに亡くしてしまった孫が、殊更かわいくて仕方がないのでしょう。
    そのじさまの優しさは、臆病者の豆太の中にも、やはり生きているのでしょう。
    自分が強くなくては、人に優しくして上げられない。
    だから豆太も、ほんの一晩、じさまのために強くなりました。きっと、豆太なら大人になる頃には、父親に負けないくらい強い男になることでしょう。
    とっても、じーんとくる優しいお話です。

    投稿日:2003/05/08

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