「ふしぎな オルゴール」 みんなの声

お友だちのあきちゃんのオルゴールを壊してしまったぼく。
つい逃げ出して、代わりのオルゴールを必死に探すぼくは
不思議なおばあさんに出会います。
おばあさんに「もっと大事なこと」を尋ねられたぼくは、
とっさに走り出します。
こんな状況は誰にもあることでしょう。
でも、ちょっとした問い掛けで気付くぼくの姿が素敵です。
わざとではなくても、まずは謝る姿勢って大事ですよね。
少し幻想的な絵で、ファンタジーかな、と読み進めると、
素直な「ごめんなさい」という言葉がストンと、心に響きます。
ちいさなオルゴールを持参しておはなし会で読んであげたいです。

お友達の大事なものを壊してしまう。
成長に伴ってお友達との関わりが多くなってくると、誰にでも起こり得ることです。
男の子はその場から逃げ出してしまいますが・・・。
ちょっと不思議なストーリーですが、そのストーリーと線の細い幻想的な絵がよく合っています。
お友達とのトラブルが増えてくる年頃のお子さんにおすすめします。

読後、とても素直な気持になれる・・・
純粋なぼくの心と、本当に信頼しあって、心から許せる相手
だからこそ
素直な気持になることができる、そしてわかり合えるのでしょうね。
本の少しの勇気と思いやりがあればきっと
素直な気持を真っ直ぐに相手に伝えることができるね！
そう感じさせてる素敵なお話しに繊細な挿絵がとても気に入りました。
お友達に感心が強くなる幼稚園入園前のお子さんと一緒に
お友達との関わり方を感じながら読み進めるのも良いかと思います♪