「雨の日は、いっしょに」 みんなの声

図書館のおすすめコーナーで見つけました。
ハルくんの黄色い傘が、いつもと違う景色をみたくなって、別の人の傘になったらどうなるだろう？と冒険するお話です。
おしゃれな折り畳み傘や、いろんな色になれるビニール傘に憧れるというぼく（黄色い傘）がかわいいです。
殿内真帆さんのイラストは、『とけいのあおくん』で出会ってから大好きになりました。可愛くておしゃれでユーモラスで。みているだけでワクワクしてきます。

雨の日の外出はどこか憂鬱ですよね。
でも、雨の日にしか活躍できない物があるのもまた事実。
雨傘に長靴にカッパ。
だからこそ、そういう物はお気に入りを買いたい、買ってあげたいなと思いました。
お気に入りだったら、憂鬱な雨の外出も心が晴れてくるかもですからね。
お互い愛着を持って一緒にいられたら本当に最高な関係ですね！！
物との関係について考えさせられた１冊でもありました。

傘が主人公のお話。
傘目線で書かれるストーリーで、ワクワクします。
主人公の傘の持ち主が、小学生で、自分の傘を大事にする気持ちも、上手にかかれています。
どうしても、憂鬱になってしまう雨の日。また、子供の頃は大事にしていた傘への想いも大人になるにしたがって、うすれていってしまっていました。
でも、自分の傘に気持ちがあったら、なんて考えると、雨の日も悪くないな、と思わせてくれた、本です。