息子が図書館で借りてきました。作者の方には悪いのですが、私はこの絵本は苦手です。出だしが、かえるたちがのろまな大きなかえるの悪口を言い合うところから始まるからです。私は悪口が嫌いなので、読んでいて辛いなと思いました。
しかも、みんなの笑いも物にされようとしているなんてとてもかわいそうだなと思いました。ひきがえるは、へびより強かったことで他のかえるたちから見直してもらえますが、もしそれがなくてのろまなかえるのままだったら、見向きもされないのかと思うと、余計に悲しくなってしまって。
作者の方は、誰にでも何か一つとりえがあるということ、いじめはいけないということを書きたかったのかもしれませんが、この絵本を読んで私は「今のままのあなたでもいいんだよ」という本、たとえば「はなのすきなうし」のような本の方が好きだということを認識しました。人気者であるよりもたった一人でも信頼できる友だちがほしいと読んだ後思いました。