がちょうのペチューニアシリーズで知られるロジャー・デュボアザンの1962年の初版の作品です。
舞台は農場で、かばのベロニカがやってくるシーンから始まります。
でも、他の農場にいる動物たちが違和感を覚えたように、農場にかばは確かに何故?って思ってしまいます。
そのベロニカを、農場の動物たちは無視してしまい、ベロニカは食欲も無くなり、元気をなくしてしまいます。
これって、学校の縮図そのものですよね。
仲間外れにすること、されることの寂しさが十分に伝わってくることでしょう。
でも、徐々に動物たちは、ベロニカを認めていき、最後には皆で仲良くなるというお話です。
馴染みの動物たちが多く登場するし、その描写も丁寧なので安心して読み聞かせできる絵本だと思います。
動物の会話が多いので、感情移入してしまうケースが多いかも知れません。