「ルドルフとノラねこブッチー」 みんなの声

久しぶりルドルフシリーズです。
この物語の背景の岐阜も東京江戸川区も、ちょっと出てくる市川も、自分が住んだことがあって土地勘があるので、風景描写も含めて楽しみました。
今回の作品は、カット割りしたようなスピード感が、これまでの巻と異質感が有りました。

もとは飼いねこだったけど、飼い主が引っ越してしまい、今はノラねこのブッチー。そんなブッチーが「文字をならおうかな」と言い出します。まるで人間のようなブッチー。ルドルフシリーズでは、成長したルドルフとブッチーたちの奮闘ぶりが読んでいて楽しく、夢中になって読んでいます。

ルドルフシリーズ、去年から読み始め、
今までの作品を一気に読んできたのですが、
このシリーズってなかなか出ていないんですよね。
子どもたちも大好きなので、
できたらこの次も早く出てほしいものです。

今回、何といっても
イッパイアッテナの登場が
身もだえするほど、かっこよかったです！！
こういうシーンがあるから、
やめられないんですよね。

ことわざなど、猫たちの
勉強に対する真摯な姿も
子どもにも大人にも刺激になり、
いいお手本です。

このシリーズが大好きな６歳に読み聞かせました。ノラねこになってしまったブッチーの元飼い主を偶然みかけたルドルフたちが、元飼い主の今の居場所を探すストーリー。今回のお話もネコたちの会話の中には子供たちにとって覚えておくと為になるキーワードがたくさんあり、いつもながら良い作品だなあと思います。

ルドルフシリーズ、５作目です。
前回のスノーホワイトから約８年ぶり、待ちに待った新作です。

今回はブッチーが主人公。
金物屋の飼い猫だったブッチーが、飼い主の引っ越しを機にノラ猫となっていましたが、最近その飼い主を町で見かけるようになり・・・

思えば、１作目でもイッパイアッテナの仇をうったのはルドルフとブッチーでしたし、ブッチーの子どもたちのお話もあったり、とにかく脇役とはいえブッチーはこの作品には無くてはならない存在です。
例えて言うなら「ハリーポッター」のロンとか、「動物のお医者さん」の二階堂とか、場合によっては主人公よりも愛すべきキャラと言えるかもしれません。
そんなブッチーがある決心をし、それを周りが応援します。

それにしても、ルドルフにしてもイッパイアッテナにしても、この作品に出てくる猫たちは文武両道のスーパーキャットですね！
郵便番号簿や時刻表も読めるし、戦国武将なんかにも超詳しい。
ことわざの類も随所に出てきて、読みながら勉強になります。
そして喧嘩も強い、強すぎる。決闘シーンはアッパレでした！

個人的には大みそかの晩の3匹の会話がツボでした。
続編は出るのかな？
またいつかルドたちに会えるのを期待して待ちたいと思います。