原作は今から約70年位前に出版された子ども向け絵本だったそうです。(訳者なかがわちひろさんの後書きには60年ほど前と描かれていますが、この感想文は2018年に書いています)
それほど昔のお話しなのに、少しも古さを感じませんでした。
恥ずかしがり屋のちいさなおばけジョージーと、ジョージーが住み着いている家のホイッティカーさん夫妻、ねこのハーマン、ふくろうのオリバーそれぞれがすごく自然にそこにいるので、
作られたお話を読んでいるというより、どこかの田舎町の一日を見ているような気分になりました。
原作自体も素晴らしい作品なのだと思いますが、翻訳もとても素敵な日本語を使ってくださっているので、声に出すと音にした時の響きがとても良いです。
元は絵本とのことですし、幼稚園児くらいのお子さんがいるお父さんお母さん、寝物語に読んであげてはいかがでしょうか。