谷川さんの詩はもちろんですが、瀬川さんの絵と文字が素晴らしいです。カラーコピーして額に入れて飾りたいくらい、芸術性があると思います。この本は日本語のことばの韻を踏むこと、ひびきやリズムを楽しむことを教えてくれます。そして何回も読んだり口ずさむことで、日本語の美しさや面白さに気付かせてくれます。
「かっぱ」は大学時代、小松崎進先生のご指導の下、輪唱をしました。「とってちってた」のあとに「うん!」といって、つぎの節に入ります。リズミカルで滑稽でとても楽しいものでした。学生たちともやってみましたが、中にはおかしくておかしくて笑い出すものもいます。歌の輪唱は小さい頃から経験がありますが、詩の輪唱はあまり無いと思います。家族やお友達とやってみてはいかがでしょうか。