はじめての和食えほん 冬のごちそうつくろう はじめての和食えほん 冬のごちそうつくろう はじめての和食えほん 冬のごちそうつくろうの試し読みができます!
著: 柳原 尚之 絵: 近藤 圭恵  出版社: 文溪堂 文溪堂の特集ページがあります!
旬の食べものでおいしい和食!冬においしい10のごちそうのレシピを楽しいお話と一緒に紹介

一つの花」 パパの声

一つの花 作:今西 祐行
絵:鈴木 義治
出版社:ポプラ社 ポプラ社の特集ページがあります!
本体価格:\1,000+税
発行日:1975年
ISBN:9784591005484
評価スコア 4.82
評価ランキング 198
みんなの声 総数 10
  • この絵本のレビューを書く

立場で選ぶ

並び替え

1件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • 「一つだけ」の重さ

    戦争の悲惨さを土台にしていますが、「一つだけ」の重さを痛感させる絵本だと思いました。
    食料にも不自由する生活の中、お母さんは子どもに「一つだけ」と言い聞かせるようにおかずを与えます。子どもは、「一つだけ」と言えばものがもらえるという知恵をつけました。とても悲しいことですが、時代がそうだったと言えば済むことでしょうか?

    戦争の悲惨さ、物資がなくなり、家が焼かれ、体の弱いお父さんさえも戦場に行かなくてはなりません。出征するお父さんを見送るために駅に向かう途中、「一つだけ」、「一つだけ」とだだをこねて貴重なおにぎりを全部食べてしまったゆう子ちゃん。列車にまもなく乗らねばならない時に、再び「一つだけちょうだい」とむずがるゆう子ちゃんにお父さんは駅の隅に咲いていた一輪のコスモスを与えます。それで喜ぶゆう子ちゃんは象徴的。
    10年後のコスモスが満開のゆみ子ちゃんの家、お父さんは帰って来なかったし、ゆみ子ちゃんにお父さんの記憶はありません。
    これが戦争なのだろうか。

    この絵本で、印象的なのはゆみ子ちゃんの家族が無色(白)で描かれていること。他にもあえて無色化されて組み込まれた人たちがいる。これはとても象徴的です。無色の方が目立つということ、重さがあるということを知りました。

    ところで、この話は戦争だったから成り立つのでしょうか?
    子どもたちに「一つだけ」の意味を如何に伝えるか?
    戦争という時代に押しつけてしまえば済むとしたら、親にとっては過去形、子どもにとっては別世界です。
    ものあふれの時代だと思っていたら、今の日本では職を失い経済事情の厳しい中で暮らしている人たちが増えています。
    自分の生活の中に「一つだけ」に通じることって無縁ではないかもしれません。
    あって当たり前の感覚から、ものの大事さについて考えることを子どもに伝えることも重要だと感じています。

    投稿日:2010/01/27

    参考になりました
    感謝
    1

1件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / ねないこ だれだ / がたん ごとん がたん ごとん / じゃあじゃあびりびり

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



【連載】10周年でかえってきた! しごとば・取材日記 その9

みんなの声(10人)

絵本の評価(4.82)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット