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きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

まいごのことり」 みんなの声

まいごのことり 作:ねじめ 正一
絵:松成 真理子
出版社:佼成出版社 佼成出版社の特集ページがあります!
税込価格:\1,210
発行日:2004年
ISBN:9784333020706
評価スコア 4.71
評価ランキング 1,535
みんなの声 総数 6
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  • 両親の素晴らしい対応に学びました。

    「うがいライオン」「ぎゅうぎゅうかぞく」の“ねじめ正一”さんの作品なので、ユーモアに富んだ面白い作品なのかと思っていたら、全く違いました。

    作者の幼い頃の実話です。
    「いのちのはかなさ、いのちの手ざわり、なくなったことりのいのちに、ちゃんと対応してくれた、親のおもいをえがきたっかたのです。」
    という作者の言葉が、冒頭に記されています。

    読んでみて、幼い作者と死んでしまった小鳥を囲むご両親の対応の素晴らしさに、私自身深く感動しました。

    小鳥を死なせてしまったという事実に、ただただ驚き、悲しみ、自分を責める気持ちでいっぱいだった“しんくん”。
    そんな“しんくん”にご両親は、冷静にあたたかく声を掛けていきます。
    小さな命を思いやるということ、まごころを尽くすということ。
    両親の導きで、“しんくん”の胸にしっかりと刻み込まれるのです。

    レビューの数の少なさに驚きました。
    ぜひ、多くの方に読んでもらいたいです!
    小学生にオススメ。

    投稿日:2011/01/13

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    1
  • あっけなく・・・

    • Yuayaさん
    • 20代
    • ママ
    • 石川県
    • 男の子6歳、女の子4歳

    このお話は実際にあったお話だそう。
    しんくんのお部屋に迷い込んだことり。
    しかし、そのことりはあっけなく死んでしまいます。

    ほんのサッカーの練習へ行っている間に、これほど簡単に死んでしまうなんて・・・。
    ことりがどのように死んでいったのかと思うと胸が苦しくなります。
    こんな事が実際にあっただなんて悲しいですね。
    ああすればよかったこうすればよかったと後悔するしんくんの気持ちと私と子供達の気持ちも重なりました。

    重く悲しいお話でしたが、両親の冷静で優しい対処が素敵だなと感じました。
    小さなことりがあっけなく死んでしまった様子は衝撃的でずっと忘れないだろうと思います。

    投稿日:2010/02/11

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    1
  • ねじめさんの実話

    • イヨイヨさん
    • 30代
    • ママ
    • 山口県
    • 男の子4歳、女の子2歳

    佼成出版社の、おはなしドロップのシリーズ 第1期の中の一冊です!
    悲しいお話で、寝る前に読みきかせで読んだら、息子と感情があふれて眠れなくなりました。
    これは、作者のねじめ 正一さんの実話だそうです。
    もうすぐ5歳の息子の読み聞かせに読みました。文字が大きく読みやすいです。
    1番印象的だと思ったのは、挿絵の白と黒で描かれたページと時々現れるカラーの絵のページ。
    ある日小学1年生のしんくんの部屋に小鳥が迷い込んでくるお話。しんくんにとっては、たった何時間かの出来事ですが、ずっとわすれられないような出来事だったでしょう。
    展開が早くて一気に読めました。

    投稿日:2019/03/03

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  • 命の大切さ

    子供の安易な発想から、部屋に迷い込んだ小鳥を死なせてしまいます。
    主人公のしんくんは、小鳥の死を自分なりに厳粛に受け止め、心を痛めます。

    しんくんのお母さんやお父さんの真摯な対応を見ていると、
    しんくんが小鳥の死をまっすぐに受け止めて責任を感じている様子が、
    両親の姿を見て学んだものなのだろうと感じられ、
    しんくんの心の美しさと共に、両親の姿に学ぶべきものを感じました。

    投稿日:2018/04/09

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    0
  • 【あらすじ】
    サッカーが大好きな少年が、家に帰ると、窓から小鳥が飛び込んできた。一分でも早くサッカーの練習に行きたい少年は、小鳥を部屋に閉じ込めたまま家を出る。
    家に戻ると、小鳥がいない。お母さんと一緒に小鳥を探すと、ことりは花瓶の中でおぼれ死んでいた。生き物の死を目の前にした、少年と、両親の、真摯な対応が淡々と語られる。

    【感想】
    この話は実話です、と作者からのメッセージに書いてあったので、覚悟して読みました。どうしてインコが花瓶の中で死んでいたのか、閉じ込められた部屋でのどが渇いたから、水を飲もうとして落ちたのか。死んでしまった本当の理由はわかりません。しかし、インコの死を見た少年が、自分の責任だと感じて、小さな心を痛める様子や、少年のご両親がインコのお墓を作ったり、インコの飼い主を探してみようとする様子を見て、心を打たれるものがありました。

    自分も子どもの頃、弱った小鳥を拾ってきて、介抱しようとしたけど、結局次の日には死んでいたことがありました。この本の少年や、作者のねじめ正一さんの言葉のように、「いのちの手ざわり」とでもいうべきものが、今でも自分の掌に残っているような気がしてなりません。

    生き物の死、命のことを扱う作品は、難しいと思います。書く方も、読む方も、覚悟がいるから、ついつい後回しにしてしまうような気がします。重たいテーマなので触れないで済むなら、そうしたい気もします。しかし、生きることや死ぬことからは、誰も逃げる事ができません。動物を飼っていれば、先に死なれることもあるでしょう。飼っていなくても、動物の死に直面する事は、けっこうあることです。道端で死んでいる生き物、動物園で死んでしまった生き物、そしてスーパーに並んでいる肉も生きていました。生きる事の重たさを、ちょっと考える時間が、いくつになっても必要だと思いました。

    投稿日:2017/06/27

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  • 実話

    私の好きな作者さんだったので読んでみたところ、思っていたものとは全く違いましたが、とても共感しました。
    子供は読むだけ読んで感想などは一切言ってこなかったし、私もあえて聞かないようにしているんですけど、子供心に何かしら感じていてくれればと思います。

    投稿日:2016/03/30

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