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さとるのじてんしゃ」 ママの声

さとるのじてんしゃ 作:大石 真
絵:北田卓史
出版社:小峰書店 小峰書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1973年
ISBN:9784338018074
評価スコア 4.56
評価ランキング 6,322
みんなの声 総数 8
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  • やっと買ってもらえた自転車。

     さとるの友だちは、みんな自転車を持っていて、自転車を持っていないさとるは一緒に遊んでもらえません。自転車があったらどんなにいいだろう。けど、あぶないから自転車は買ってもらえないというし、どうやったら買ってもらえるかな。
     お父さんとお母さんが相談して、自転車をやっと買ってくれるのですが、絶対に自動車の通る道では乗らないと約束します。
     それから毎日自転車に乗る練習をして、平らな道では転ばなくなったので、大丈夫と思って自動車の通る道を走ろうとしました。しかし、転んでしまったさとるに自動車がせまってきます。「あっ、ひかれる」さとるは、どうなっちゃうのかな。

     あぶないから自転車には乗らせません。このお母さんの気持ちはすごく分かります。しかし、あぶないから乗せないんでなくて、どうすれば安全に乗ることができるのかを教える大切さ。何事にも通じるお話だと思います。この本は、自転車にまつわる一連の話を、子どもの目線で書かれていて、もう少し早くこの本に出会っていたらと思いました。
     
     短くお話が分かれているので、幼稚園のお子さんにも是非読み聞かせあげてください。

    投稿日:2010/12/04

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    2
  • 自転車で遊びまわる低学年生

    • パティさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 6歳、4歳

    幼稚園までは玄関から先は必ず親と一緒だったわが子。
    1年生になって自分だけの登下校がはじまった途端、
    どこでもひとりで行きたがるようになりました。
    下校後はお友達と連れ立って日に日に行動範囲が
    広がっていく息子に対して
    交通事故が心配でしょうがない私。
    子どもの心の動きも親の心配も
    今の我が家にぴったりの1冊でした。
    この本は自分自身も子どもの時に読んだ本でもあり、
    書店でみかけ、見覚えのある懐かしい表紙に
    思わず手が伸びました。
    ただ、北田卓史さんのえは少々古めかしさを
    感じさせますが・・・。
    1年生でも字を追って読めると思いますが、
    1度親が読み聞かせて、内容を理解した後の方が
    より良いと思います。

    さとるはみんなが乗っている自転車が
    自分も欲しくてたまりません。
    買って貰うために「この手がダメならあの手」と、
    親を使い分ける子どもなりの策や
    折角買ってもらったのに、「乗れない!」という
    予想外の現実。
    慣れ始めた頃の過信や油断などなど、、、
    子どもの心の動きが手に取るように描かれてます。
    ストーリーの展開は決して珍しいものではないのですが、
    「子どもの心を言葉にしてみると!」が何より圧巻です。
    嬉しい気持ち、残念な気持ち、やりきれない気持ち。
    自分の感情をまだうまく言葉では伝えられない
    子ども達のもやもやした心を「言葉にして代弁」
    しているようで、実際息子も本に向かって大きく
    頷く場面がたくさんありました。
    「30年前も今も何も変わらない」
    と思い読み進めてきましたが、
    ラストだけが現代では考えられない展開でしたね。
    「本来ならお母さんかお父さんがやるべきことでしょ!?」
    と突っ込みを入れたくなりましたので
    星は4つにしておきます。

    投稿日:2008/09/08

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    1
  • よい本ですね。

    小学校低学年の子供の一人読みにぴったりな幼年童話に思いました。
    最近の子供は補助なし自転車に乗るのが早いので(我が家の娘も幼稚園年中さんで補助が取れています),小学生より前の年中年長さんあたりに読み聞かせるのもいいかもと思いました。
    北田卓史さんのイラストも味わいがあって素敵ですね。

    投稿日:2018/10/09

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  • 時代背景を感じさせる

    最近幼年童話に興味をもちはじめた4歳の息子
    休みの前の日は思いっきり読んであげることに
    レトロなイラストは好みなんですが、
    はじめて買ってもらった自転車が
    完全にサイクリング仕様なのと
    自転車を教えてくれる事になったおじさんが
    がっちがちのスーツ姿っていうのが
    とっても気になりました、、
    40年以上前の作品なので、仕方ないですね
    息子はもちろんそんな事は関係なく
    お話にはいりこんでいました
    はじめての自転車をめぐる親子の葛藤が
    えがかれています

    投稿日:2016/01/08

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  • よくわかります

    補助輪なしの自転車。
    子供は乗るのが楽しくて、でもちゃんと乗れても危なっかしい。
    低学年の供の親はみんな心配になるのではないでしょうか。
    このお話はまだ練習しはじめのさとるがお母さんに隠れて通りを走ったり、
    他の子の自転車に乗ってしまったり。
    悪いことをしているんだけど、うまくこの年代の子の心理を表していて
    いるのは、作者の描き方が巧みだからでしょうか?
    昭和っぽい雰囲気がありますが、補助輪外しはの苦労は今も昔も同じ。
    今の子供たちが読んでもとても楽しめるお話だと思います。

    投稿日:2014/01/16

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  • 子どもは共感すると思うなあ

    大石さんの書く物語って、子ども心に響くというか、絶対
    子どもは共感すると思います。
    北田さんの絵もなんだかしっくりきていいんですよねえ。

    自転車に対する思いに関しては私も子どもなのか(笑)
    さとるのおかあさんに対して「ひどいなあ」って思ってしまったし。
    娘は1年生になってから自転車に乗れるようになり、今はもう
    楽しくて楽しくてたまらない日々を送っています。
    だから、さとるのことはかわいそうになあ、がんばれがんばれって
    思ったようです。

    投稿日:2013/07/11

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  • 完璧な本

    一体、私って何者?というくらい偉そうな書き方ですが、私の中でこの『さとるのじてんしゃ』
    くらい話の構造や起承転結がしっかりしていて、つじつまがあって、主人公の自転車に
    乗りたいという気持ちが手に取るように伝わってくる、「完璧な話」はありません。
    読み終わった後に、おお〜!と、本当に読み応えのある話でした。

    主人公さとるの自転車が欲しい気持ちや、やっと自転車を買ってもらっても、実際には
    すぐに乗れなくてくじけそうになるところ、それを乗り越え自転車に乗れるようになると、
    実力以上のことをしてしまおうとするところ....

    作者:大石真さんは本当に子供の心理(特に男の子)をよく捉えているなぁと感心して
    しまいます。そして、さとる君のママのジレンマも手に取るように分ります。いつの時代
    にも、母親って心配性なんですよね...

    挿絵も大好きな北田卓史さんなので、本当に完璧って感じなのですが、
    でも、1つだけ...
    いくらなんでも、休みの日は“おじさん”は背広を着てはいないだろう!と(笑)

    必ず見開き1ページに1箇所は挿絵があるので、子供にとっては長い話かもしれ
    ませんが、1章ずつ読めば、個人的には長さや形態から言って幼年童話と言えばの
    『エルマーのぼうけん』に匹敵する楽しさがあると思います。
    (私にとっては“それ以上”くらいの評価ですが!) 
    とても、話の続きを知りたくなることでしょう!

    ただし、本当にちょっと長いので、対象は早くて年長さんくらいからかな?と思います。
    お奨めです。是非、是非、読んでみてください。

    投稿日:2011/08/29

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