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おにたのぼうしなかなかよいと思う みんなの声

おにたのぼうし 作:あまん きみこ
絵:岩崎 ちひろ
出版社:ポプラ社 ポプラ社の特集ページがあります!
税込価格:\1,925
発行日:1969年7月
ISBN:9784591005293
評価スコア 4.7
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みんなの声 総数 56
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  • 帽子はおにたの寂しさの象徴

    • ちょし★さん
    • 30代
    • ママ
    • 熊本県
    • 男の子10歳、男の子9歳、男の子8歳

    「全然おにたの『ぼうし』は関係ないんじゃあ?」
    小2の息子は、読み終わって言いました。
    確かにねぇ、『ぼうし』が活躍するようなお話ではないのだけれど、まだ読み取る事ができなかったんだなぁ、と、残念ですが仕方ないかな・・。

    しかし、このおにたのかぶっている季節はずれの麦わら帽子が、このお話の重要な部分を担っています。

    一見、このタイトルからは「おにたのお気に入りの帽子の話かな?」と、想像してしまいそうですが、おにたは好きで帽子をかぶっているわけではありません。

    「角を隠すため」に、帽子をかぶっているのです。

    冒頭で豆まきを楽しんでいたまことくんや、次に出てきた女の子とも、「帽子をかぶらない」で遊びたかったでしょう。

    ありのままの自分を隠してでないと、人間と接する事の出来ないおにたの、心情や立場の象徴が「おにたのぼうし」なのですね。

    最後に少女が、おにたの事を
    「さっきの子はきっとかみさまだわ」と言います。

    姿かたち、生まれ、地位・・。私たちはいろんな基準で他人を判断しています。差別はいけない・・、分かっていても「レッテルで区別すること」にどことなく頼っていたりもします。

    少女は、おにたの正体を知っても、神様だと言ってくれたのでしょうか?

    もう少し高学年になってから、もう一度読んであげようと思っています。

    投稿日:2008/07/05

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  • 考えさせられる

    テンポよく話が進み、読みやすいお話です。
    主人公のおにたの気持ちを考えたり、相手の気持ちを考えるきっかけにもなり、よいお話です。ただ
    読み終わった後に余韻がすごく残る絵本でした。
    子どもは続きが気になる様子でした。

    投稿日:2022/04/21

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  • 何度も読んできた有名な本

    • イヨイヨさん
    • 30代
    • ママ
    • 山口県
    • 男の子4歳、女の子2歳

    鬼は、絶対的に怖い存在だと思っている息子に読んでみました。
    最後まで、鬼だと思えなかったようで、おにた という男の子だと思っているようです。
    もう少し大きくなったらこの本をどう感じるんだろうなと想像しながら楽しみにしています。
    とても切ないお話ですが、私がちいさい頃読んだ感想は全く切ないと思っていませんでした。それを、間違えてた、とか、わかってなかったんだと思って意見をいうのを止めた時期もあります。でも今は、その時感じたことに正解とか間違いとかなくていいと思っています。
    私にとって、何度となく読む機会のあった本ですが、いつも何かを考えさせられる絵本です。

    投稿日:2019/02/04

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  • せつない

    鬼というだけで、良いおこないをしても
    人にはわかってもらえないおにた。
    鬼であることを隠して、貧しい女の子に最大の優しさを与えても
    まめまきをしたいと言われ、
    ショックのあまり消えてしまったおにた。
    まめにかわってしまったのか、
    帽子だけを残して、、、。
    おにたの報われない思いに悲哀を感じます。

    投稿日:2017/02/11

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  • 鬼にも色々あるのに

    節分の日に鬼がやって来ると聞いて怖がっている息子に、怖い鬼ばかりじゃないんだよと言って読んであげた絵本。節分の夜、優しいおにたが豆まきをしていないおうちをようやく見つけたと思ったら、そのおうちに住む女の子も哀しい思いを抱いていました。二人が心を通い合わせたと思ったら、女の子の一言がおにたの心に致命的な傷を残して…。いわさきちひろさんの美しい絵と、いつまでも余韻を残すあまんきみこさんの語りが見事にマッチした、哀しい節分のお話です。

    投稿日:2016/01/21

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  • よい鬼もいる

    節分の豆まきのお話です。
    優しくて気の弱い鬼・おにたが主人公です。
    おにたの行動を見ていると、こんなにも優しい人は人間にもめったにいないと思いました。
    切ないお話で、途中、胸が苦しくなる場面もありました。
    2月に、もう一度読みたいと思います。

    投稿日:2012/12/28

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  • せつない…

    • あみむさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 男の子11歳

    6年生の息子と主人と三人で読みました。
    息子は2年生か3年生の時に、国語の教科書で勉強したそうで、
    「これはいいお話だよねぇ。」と。

    大好きないわさきちひろさんの、優しくてかわいらしくて
    あたたかいイラストが、この絵本ではとってもせつなくて。

    「にんげんっておかしいな。おにはわるいって、きめているんだから。
    おににも、いろいろあるのにな。にんげんも、いろいろいるみたいに。」
    ほんと、見た目で、固定概念できめつけちゃだめですよね。

    でもおんなのこのお母さんを思う気持ちも、とってもいじらしくて。
    おんなのこの節分をする気持ちも、すっごくわかる!
    でも、こうして自分ではそんなつもりないのに、傷つけちゃうことも
    あるんだよな…。

    おにたもおんなのこも、とっても愛おしくって、
    ハッピーエンドで読み終わりたかったなぁと思います。
    でも、このせつなさが心に残って、余韻が残ります。

    こんなかわいいおにた、我が家に大歓迎するのになぁ。

    投稿日:2012/01/22

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  • 「おにた」に新しい家を見つけてほしかった

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    この話は、たぶん子どもの頃に読んでます。
    小学校が昭和44年だから、小学校の頃に読んだのかもしれません。
    あまんきみこさんのお話にいわさきちひろさんの絵です。
    「おにた」って、外見は鬼の子だけど、どちらかというと《座敷童》みたいな存在でした。

    おはなしの中盤くらいまでは、「おにた」が新しい家を見つけて幸せになるのかと思いましたが、ラストはちょっと悲しかったです。
    できたら、新しい家を見つけてあげてほしかったです。ハッピーエンドであってほしかったな〜。

    少々時代設定が昭和の初めのような世界ですが、物語に入り込んでしまえば、それほど気にならないと思います。
    節分の時期などに、小学校の低学年くらいのお子さんに読んであげてはいかがでしょうか?

    投稿日:2011/10/23

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  • せつない…

    • やや子さん
    • 30代
    • ママ
    • 沖縄県
    • 男の子6歳、男の子4歳、男の子1歳

    そろそろ節分だし…と思い何となく図書館で借りた絵本。
    読んでみたらなんてせつないお話なんでしょう。
    息子が言う事を聞かない時に「そんな事してたら鬼が来るよ!」と決まり文句のように言ってた自分に少し反省してしまいました。
    こんな優しい鬼もいるんだねと息子にも話しました。
    それに、いわさきちひろさんの絵がかなりマッチしていて更に感動しました。

    投稿日:2010/01/29

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  • 切ないお話でした

    節分特集でこの絵本を知り、図書館で借りてきました。
    とても優しい鬼の子「おにた」。
    なのに、鬼と言うだけで、節分の日には住むところがなくなってしまいます。

    「にんげんっておかしいな。おにはわるいってきめてるんだから。おににも、いろいろあるのにな。にんげんも、いろいろいるみたいに。」

    おにたの言葉にちょっとドキリッとしました。
    いつも言うことを聞かない息子(3歳)に、「早く寝ないと鬼が来るよ〜」と怖いイメージを植え付けてしまっていたから…。
    ごめんなさい。きっと良い鬼もいるでしょうね。おにたみたいに…。

    この絵本を読んで、私が「ちょっと悲しい話だったな…」とつぶやくと、娘(7歳)は「どうして?」と尋ねました。
    娘には、まだこの絵本の内容が理解できなかったようです。
    来年またこの絵本を読んであげてみたいなと思います。

    投稿日:2009/03/18

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