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おしゃべりな毛糸玉自信を持っておすすめしたい みんなの声

おしゃべりな毛糸玉 作:沢田 俊子
絵:小泉 るみ子
出版社:文研出版 文研出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2007年01月
ISBN:9784580800069
評価スコア 4.24
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みんなの声 総数 20
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  • 現在と過去をつなぐ毛糸玉

     この間、実家に行ったときのこと。娘が突然「編み物をしたい」と言い出し、母が押入れの奥から毛糸の入った大きな袋を出してきてくれました。どれも残り毛糸ばかり。しかも何度も何度も編み直した毛糸なので、色あせて、細くなってしまっています。
     でも、この絵本の中のおばあさんと同じように、
    「これは、○○ちゃんのカーデガンを編んだ毛糸。こっちは、○○くんのセーター・・・」と、とってもうれしそうに、なつかしそうに話す母。
    おばあさんのしあわせそうな顔と、母の顔が重なり、胸がじーんとなりました。

     おじいさんと過ごした日々を懐かしむおばあさん。私たちの幼少の頃の思い出に目を細める母。
    おばあさんは、その毛糸で肩掛けを編み、母は、孫のリクエストに応えて、小さなバッグを編んでくれました。たった1本の毛糸が、過去と現在をつないでくれているんですね。

     とても、とても、あたたかく、しあわせな気持ちになれる絵本です。物を大切にする心も子どもたちに伝えたいですね。

    投稿日:2010/12/04

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  • 心温まるいいお話だ…。

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子3歳、男の子0歳

    私は編み物縫い物の類が一切出来ないのでおばあさんのように思い出がたくさん詰まった肩掛けを編む事も出来ませんが、旦那様が私のクリスマスプレゼントに編んでくれたマフラーを久しぶりに巻いてみるかな、といった気持ちになりました。

    投稿日:2014/12/01

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  • 毛糸につまった素敵な思い出

    山のふもとの一軒家に一人で暮らしている、うめばあさん。
    とっても寒がりのうめばあさんは、冬が来るとゆううつになります。
    家の中を充分温かくしても、セーターやスカートを重ね着して、帽子をかぶってマフラーを巻いても、まだ背中のあたりがすうすうします。
    そこでうめばあさんはあちこち探して毛糸を集め、肩掛けを編み始めますが…?

    つなぎ目だらけで色もちぐはぐ、太さもまちまちの毛糸でしたが、すごく素敵で暖かな肩掛けが編みあがりました。
    それは毛糸一本一本にこもった思い出のおかげ。
    ひとりぼっちの寒さに慣れていたうめばあさんを、たくさんの思い出が取りまいて、なつかしい人達が語りかけてきます。

    人けの少ない部屋って、それだけで寒々するもの。
    でもうめばあさんには、あふれるほどたくさんの人達との思い出があったんですね。
    読んでいて、なんだか胸が熱くなりました。

    春が近づき肩掛けからのおしゃべりが聞こえなくなると、おばあさんは肩掛けを丁寧に洗って干し、ほどいてまいて、また大きな毛糸玉を作ります。
    その次の年はたくさんの思い出と語り合いながら、どんな素敵な小物が編みあがるんでしょう。
    つながれた毛糸が、うめばあさんの過ごしてきた人生と同じように大事なものに感じられる絵本でした。

    投稿日:2013/04/18

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  • 春になったら消える声

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子19歳、男の子17歳

    冬から春に移り変わる頃に読むと雰囲気ぴったりです。
    山のふもとの一軒家に住むうめばあさんは一人暮らしなのです。
    寒がりのうめばあさんは、ある冬、あまりの寒さに、毛糸でセーターを編もうとします。
    家のあちこちから見つけてきた毛糸をつなぎ合わせて、やっと編み上げた肩掛けは、
    それぞれの毛糸に込められた思い出を蘇らせるのです。
    しかも、懐かしい人々とのおしゃべりもできたのです!
    でも、春が来て暖かくなると、その声は消えてしまうのですね。
    冬のアイテム、毛糸玉の造形が素敵でした。
    心がほっこり温かくなると思います。

    投稿日:2013/03/10

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  •  いつかゆっくり読みたいと思っていた作品です。

     山の麓の一軒家に一人暮らしをするうめばあさん。
     野菜やお花を育て、蔓で篭を編み、布でパッチワークも。
     お料理も得意なうめばあさんは、日々の生活になにやかや楽しみを見つけながら、毎日変わる山の景色を眺めながらのんびりと暮らしていました。

     寒がり屋なおばあさんは、冬が苦手。
     何枚重ね着しても暖かくなりません。
     そんなおばあさんが、ひらめきました。
     全身をくるんでしまえるような大きなセーターを作る事を。
     古い毛糸玉が少しずつ、でもそれをつなぎ合わせおばあさんの編み棒は動き始めました。
     
     ここから素敵ですねぇ〜。
     古い毛糸一つずつに思い出があって、おばあさんをその頃へ連れて行ってくれています。
     幸せそうに編んでいる様子が、ホントほんわかな気持ちにしてくれます。
     さらにジンワリしてしまったのは、完成品から聞こえる懐かしい人々の声。
     そしておばあさんは寒さを・・・。

     物を大切にする心が、おばあさんを温めてくれたんでしょうね。

    投稿日:2011/10/24

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  • かたかけのおしゃべり

    小さくなったセーターを解いてまた新しいセーターを編むのは、私の

    子供の頃は当たり前の時代でした。解くのを手伝った懐かしさでいっぱ

    いになりました。寒がりのうめばあさんに、去っていった懐かしい肉親

    との想い出が蘇ります。孫のおくるみ、みよ子のセーター、そしておじ

    いさんと過ごした想い出でうめばあさんの心は満たされて温かくなりま

    す。肩掛けがおしゃべりしてくれてうめばあさんは、寒い日でも寒く感

    じなくなったのです。そても素敵なお話に読んでいて癒されました。

    うめばあさんのように趣味を持ってなにやかや楽しみをみつけながら、

    のんびりと暮らしていくのを心がけたいと思いました。

    投稿日:2010/07/12

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