まほうのさんぽみち まほうのさんぽみち
著: ロビン・ショー 訳: せなあいこ  出版社: 評論社 評論社の特集ページがあります!
絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

黒グルミのからのなかに自信を持っておすすめしたい みんなの声

黒グルミのからのなかに 作:ミュリエル・マンゴー
絵:カルメン・セゴヴィア
訳:とき ありえ
出版社:西村書店 西村書店の特集ページがあります!
本体価格:\1,500+税
発行日:2007年07月
ISBN:9784890138982
評価スコア 4.3
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みんなの声 総数 9
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  • 死を受け入れるということ

    中一の教室で読み聞かせしました。
    妙に不思議で、とても印象が強い作品です。
    病に伏した母親のために、ポールは浜で出会った死神を叩いて、叩いて、叩いて…、握りつぶして、黒グルミの中に閉じ込めて、海に放り投げます。
    このポールの強さは何でしょうか?
    いろんな意見がありそうですが、自分は「無心」という言葉があてはまるような気がします。
    あれほど怖い死神も少年の無心の行動には太刀打ちできなかったのです。
    しかし、死神を封印するということは、命の流れを止めてしまうことでした。
    この世の中の何一つ息絶えることが亡くなったのですが、それは自然の営みを壊すことでした。
    考えると、私たちは多くの「死」に命を支えられているのです。
    お母さんは、自分が死から逃れたことよりも、生死の流れを止めてしまったポールを諭します。
    お母さんの表情、ポールの表情がこの絵本の中で、とても印象的でした。
    自分の死を受け入れようとする母親。
    この感覚にはとても立てないのですが、ポールが死神を探し出して解放するところはさらにとても印象的。
    母親を死を認めることですから。
    お話は単純にそのようには終わらないのですが、多くの示唆に満ちています。

    仲間たちと読みあわせた中で、この絵本の絵の不思議さを感じました。
    近くで見ているよりも、読み聞かせで離れたところから見ると、地味のようでくっきりと浮かんでくるのでした。
    何か、貼りあわせたような絵。
    セゴヴィア自身がこの物語を自分の解釈で表現しているのだと思いました。
    読み聞かせ、誰かに読んでもらうことでこの絵本の良さがさらに感じられると思います。

    投稿日:2011/03/19

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  • 「死」があってこそ、「生」はある

    ポールの母親の命を救いたい気持ちは、きっと死神に、母親思いのポールの気持ちが通じたからだと思いました。ものしりの大ハタのおかげで、全ての魚たちの協力のおかげで、死神が閉じ込められていた黒グルミが見つかって、「死」があってこそ、「生」があることを私も学びました。私は、単純に死神はいなければいいのにと思ってましたが、死を受け入れることの必要なことの意味を学びました。ポールとかあさんが、長いこと幸せに暮らしてかあさんが、100歳を越えるおばあさんまで一緒にいられてよかったと思いました。

    投稿日:2018/12/05

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  • くるみの中の死神

    不思議な趣のある本でした。

    4年生の娘に読みました。
    かろうじて内容は理解できたようですが・・・・。
    この物語の中には、
    仕掛けのあるキーワードが少しずつ隠されているようですので
    この奥深さをいろんな角度から感じ取るには
    相応の年齢が必要な気がします。

    母が死んでしまうのを阻止するため
    死神を閉じ込めたがために
    命のサイクルが廻らなくなる・・・。
    この事実に気がついた少年は、死神を解放します。
    これで母は連れ去られるところですが
    死神を自由にしたおかえしに、おかあさんは死なずに長生きします。

    自分の身勝手で閉じ込めておいて
    「自由にしたお礼」というところに、少し引っかかりを感じましたが
    作者は、ここでは、お母さんをすぐに連れて行かないという
    ハッピーエンドのストーリーを選択していて
    なんとなく、これだけ仕掛けがちりばめられているこのおはなしを
    このような着地点にした意味を、少し考えてしまいました。

    身内の死を受け入れるには
    相当の覚悟や時間が必要ということなのでしょうか・・・。

    大人でも、いろいろ考えさせられる本です。

    投稿日:2014/07/11

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  • 衝撃的でした

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子9歳、男の子5歳

    死神が出てくる絵本に初めて出あいました。
    とっても怖い印象ですが、だれにでもどんなものにでもやってくるものであることを、この絵本は教えてくれます。
    死を受け入れることの難しさや、心の葛藤を、本の中の男の子から感じました。
    だれも何も死のおとずれをとめることはできないのですね。それが運命というものなのですね。
    とっても濃い内容ですが、生きていくうえでだれもが経験することをわかりやすく絵本にしてくださっていると思います。
    ぜひ、親子で読み、考えたいですね。

    投稿日:2008/11/04

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