魚市場 魚市場
絵・構成: 沢田 重隆  出版社: 評論社 評論社の特集ページがあります!
お魚は好き? 築地を舞台に、魚の流通のしくみやさまざまな魚の種類などを、細密かつダイナミックなイラストで紹介します!

せかいいちうつくしいぼくの村」 みんなの声

せかいいちうつくしいぼくの村 作・絵:小林 豊
出版社:ポプラ社 ポプラ社の特集ページがあります!
本体価格:\1,200+税
発行日:1995年12月
ISBN:9784591041901
評価スコア 4.81
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みんなの声 総数 26
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  • 衝撃のラストページ

    春ののどかな風景からはじまるこの本。
    兄が戦争に行っていて、いないという家族設定ですが
    深刻さはなく
    果物売りに出かける父と息子のすがたが
    のんびりと描かれています。
    果物が全て売れて、よかったなぁと思いきや・・
    ラストページに、絵もなく
    ただ、文字だけで
    「村は戦争で破壊され、もうありません」・・と・・。

    娘と2人「ええぇぇぇ!!」と絶句しました。
    それと知って読み返すと
    なんともいえない気持ちがこみ上げてきます。

    戦闘状態にある国でも
    日常があり、そして、その日常は、実はあたりまえではない・・・。
    考えさせられる一冊です。

    投稿日:2014/02/18

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  • 小学生向け

    • ヤキングさん
    • 20代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子8歳、女の子2歳

    戦争に行った兄の代わりに働く少年、片足をなくした人。
    そんな人たちが出てきますが、物語はどこかどこ吹く風。
    でも最後の最後で想像もつかない結末が待ち構え、絶句。
    しばらくじっとしていました。
    読んだのがちょうど夏休み中でしたので、感想文を書くと原稿用紙に向かいました。
    小学生だからこそ感じられる、受け取れるものがあったのかと思います。

    投稿日:2012/03/19

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  • 本当にうつくしい村

     私は、パグマン村は本当にうつくしい村だと思いました。
    パグマン村に春が来れば、日本のように、桜がさきみだれます。
    夏になれば、あんずやチェリー、ほかにもいろいろなくだものが木になります。とてもおいしそうでした。

     ヤモはお父さんのてつだいで、町へチェリーを売りに行きます。
    それで、ヤモのチェリーはぜんぶ売れちゃって、すごいと思いました。
    ごほうびに、ヤモは、子ひつじを買ってもらいました。
    帰り道、子ひつじがかごの中に入って、馬のせなかにしょわれているところの絵が、とてもかわいいなあ、と思いました。
    わけは、子ひつじが、かごから、ちょこんと顔を出していたからです。

     その子ひつじは、バハールと名づけられました。
    バハールとは、春といういみです。
    でも、パグマン村は、今年の冬、せんそうではかいされてしまいました。

     せっかく家族が1人ふえたのに、かけがえのないいのちがすぐにおわってしまって、かわいそうだな、と私は思いました。
    また、パグマン村がせかいいちうつくしい村に生まれかわるといいなと思います。

    投稿日:2012/02/12

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  • 夫のふるさとの風景と重なって

     黄色い大地の斜面を彩る薄桃色の花。すもも、さくら、なし・・・。
    ここには、確かに人々の暮らしが息づいています。
    この厳しい自然環境の中で、人々が井戸を掘り、木を植え、文化を根付かせるまでには、どれだけの月日がかかったことでしょう。

     その村で、子どもらしく、そして、たくましく成長しているヤモ。ここには、彼の望むしあわせのすべてがあります。

     そのかけがえのないしあわせを一瞬にして壊してしまった戦争。
    娘も、最後のページを読むまでは、本当にヤモと同じように、子どもの目線で、子どもの心で、身近にあふれるしあわせな光景を楽しんでいました。
     ヤモが名づけた「春」という意味の名前の子羊。
    「うちの家族が増えたんだよ」と喜ぶヤモ。

     それなのに・・・。
    動物が大好きで、獣医になるのが夢の娘は、最後の一文を読んで、
    「えっ、この子(こひつじ)も?」と言ったきり、言葉を失ってしまいました。
    耳の垂れた、うちの子犬にそっくりな子羊・・・。
    戦火や兵士たちの残虐な行為を描くより、こんな愛らしい生まれたての真っ白な命の絵のほうが、何百倍も戦争の悲惨さ、愚かさを伝えられるんですね。

     私も、この絵本と同じような体験を実際にしました。
    夫が生まれ育ったヨーロッパの小国。ヤモの村のように、夏になると、プラムやさくらんぼがたわわに実る美しい国です。
     私にとっての第二の故郷を初めて訪れた日、ニュースからは伝わってこない、一人一人の様々な形での悲劇が存在することを知り、改めて戦争の恐ろしさを実感した思いでした。

     子ども時代の温かい思い出と記憶の中の美しい風景だけが、今も変わらず夫の心に残っています。

    投稿日:2012/02/08

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  • 地球市民として

    • ぎんにゃんさん
    • 30代
    • ママ
    • 京都府
    • 女の子3歳、男の子1歳

    中学生の国際理解教育の一環として手に取った一冊です。
    アフガニスタンの街外れの村の少年と父親の日常。穏やかで、淡々とした時間が流れます。途中途中でお兄さんが戦争に行ったとか、足をなくしたおじさんとか、戦争を思い起こさせる部分もあるものの、むごい表現は一切ありません。
    しかし、最後の1ページ。絵のない1ページのたった3行の言葉が、この作品のすべてを作り上げています。戦争はこわい。
    この本を読み聞かせた中学生に聞いてみました。「あなたが生まれたときからずーっと戦争が続いていたらどうだろう。戦争がない自分の国を知らずに生きていたらどうだろう。」子ども達は「想像できない」と答えました。容易には想像できないことですが、これが世界の現実です。
    ただの絵本ではなく、一つのジャーナリズムのような作品です。

    投稿日:2011/11/28

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  • まさかそんな・・・

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    パグマンの村の美しさ、そこで実ったすももやさくらんぼを少年ヤモとお父さんで1日かけて町へ売りに行きました

    ヤモなりに勇気を持って初めての売り子に挑戦!
    見事なものです!

    そして白いヤギを村へ持ち帰る・・・・

    衝撃のラストに言葉を失いました

    もうこの美しい村は存在しないのだと・・・・
    作者の後書きを読みアフガニスタンと言うことを知りました

    いったい何のために人間は自分の街を家を家族を心を破壊し続けるのでしょうか・・・・

    何が望みなのでしょうか・・・・

    子どもたちは平和を望んでいます
    戦争のない国を望んでいます

    投稿日:2011/08/24

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  • 衝撃のエンディング

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    1995年の作品。
    作者の小林豊さんが、訪れたアフガニスタンの村を元にしており、小4の教科書(東京書籍)に掲載されているようです。

    アフガニスタンと言えば、1979年末のソ連軍侵攻以来、タリバン、アメリカの侵攻を受けて国土の破壊が進行し、米軍が今も「対テロ戦争」を続けています。
    現在も大量の難民(周辺国合計で約260万人)が発生している他、テロ、麻薬の問題など、懸念事項が未解決のまま残っているのですが、最初は、そんな国であっても人々は前向きに生きているというメッセージなのかと思って読みました。

    物語は、
    「すもも、さくら、なし、ピスタチオ。
    はる。
    パグマンの村は、はなで いっぱいに なります」
    との書き出しで始まります。

    夏になり、兄さんが戦争にいってるので、替わりに弟のヤモが、ロバのボンパーとお父さんと町に果物を売りに出かけます。
    アフガンの喉かな光景があり、町も町人も実に大らかであって、異国風情を思う存分満喫できます。
    ヤモが一人でさくらんぼを売るのですが、これなんか、同じ年代の子が商売をしてるのですから、感銘を受けることでしょう。
    戦争で足を無くした人が出てきたり、町の食堂では、隣の人と戦争の話をしたりと、戦争の影は盛り込まれてはいるのですが、絵としては描かれておらず、あまり気にも留めませんでした。

    果物を売った対価で、子羊を買い村に戻るのですが、夕日に照らされた帰り道も、実に美しい光景だと思います。
    物語は、これで終わりと思いきやさにあらず。

    最後のページに絵はなく、一文で終わるのですが、衝撃的な終わり方です。
    大どんでん返しとは、正にこのこと。
    あまりに強烈過ぎて、言葉を失ってしまう、そんな表現がピッタリ。
    読んで感じて頂くしかないのですが、この作品は、その一文を伝えたいがために、それまでの文章が存在しているとさえ言える作品なのです。

    続編として「ぼくの村にサーカスがやってきた」「せかいいち うつくしい村にかえる」がありますので、あわせて読むことをオススメします。
    対象年齢は、小学校中学年以上が適切だと思います。

    投稿日:2011/08/24

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    3
  • 余韻と衝撃

    アフガニスタンの本はこれまでに何冊か読んだことがあり、地雷が埋まって作物も作ることができないということを知っていました。

    読み始めた時に、この絵本の美しい風景がアフガニスタンのものだとは想像すらしていませんでした。

    あとがきを読んで、このお話がアフガニスタンであったことを知り、失ったものの大きさを思いました。

    作品の中には、戦争という言葉は出て来ますが、破壊されていない美しい風景が限りなく広がっています。

    この絵本の風景が限りなく美しく、人々の営みも普通であるだけに、この絵本を読んだ後の余韻と衝撃は大きいものでした。

    戦争のむごさ、恐ろしさは語りついでいかなくてはいけないものだと思います。

    投稿日:2011/08/21

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    2
  • 美しい絵だけど悲しいお話・・・

    内戦が続くアフガニスタンのある村を舞台にしたお話です。

    スモモやさくらんぼがたわわに実る、自然豊かな美しい村、
    パグマンに、主人公のヤモは住んでいます。

    戦争へ行ってしまったお兄さんの代わりに、
    お父さんと一緒に街へ果物を売りに行きます。

    村の様子、街の様子がとっても美しく描かれています。
    アフガニスタン というと内戦、土ぼこり、廃墟のイメージでしたが、
    こんな美しい村もあったんですね。

    街の食堂の様子、バザールの様子も
    すごく活き活きと描かれていますが、

    片足を失ったおじさんが現れたり、
    銃を担いだ民兵?らしき人が描かれていたり。

    内戦を思わせる断片もあちこちにあります。

    スモモとさくらんぼを売ったお金で、
    子羊を買って帰るヤモとお父さん。

    早くお兄さんに見せたくてたまりません。
    お兄さん、早く帰ってこないかな。

    そして最後のページ。
    次の春に、村は戦争で消滅してしまったと説明が。

    すごく幸せな気分で読み進めていただだけに、
    この最後のページは衝撃的でした。

    戦争は絶対すべきでないこと、
    戦争によってたくさんの幸せが壊されることが、
    すごくシンプルに、でもすごく伝わってくる絵本です。

    投稿日:2011/02/18

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    2
  • 深刻なお話でした。

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    表紙の絵を見て、なんて自然豊かな所なんでしょうと思いました。
    すもも、さくら、なし、ピスタチオ、春のパグマンの村は、花でいっぱいになります。夏は取入れで、一番楽しい時。
    でも、今年の夏、ヤモのにいさんは、戦争でいません。

    いっけん平和そのものの町の様子ですが、よく見ると、あちらこちらに戦争の影が、見え隠れしています。
    そして、最後のページには、衝撃の事実がかかれていました。

    このお話は、作者が、アフガニスタンを旅した時の村をモデルにして作られたそうです。同じ地球上では、このような目に会っている子どもたちがいる事実を知らされました。
    戦争は、罪もない子どもたちを苦しめます。そんななかで、明るく強く生きているヤモの姿が、力強く感じます。ヤモは、今、どうしているのでしょうか?アフガニスタンのすべての村に、一日も早く、平和が訪れますよう、心から祈ります。

    投稿日:2009/06/08

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