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作: ちかつたけお  出版社: KADOKAWA KADOKAWAの特集ページがあります!
子どもの想像力をはぐくむ、新感覚の絵本! 1・2・3さい向け

せかいいちうつくしいぼくの村」 みんなの声

せかいいちうつくしいぼくの村 作・絵:小林 豊
出版社:ポプラ社 ポプラ社の特集ページがあります!
本体価格:\1,200+税
発行日:1995年12月
ISBN:9784591041901
評価スコア 4.81
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みんなの声 総数 26
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26件見つかりました

  • 夫のふるさとの風景と重なって

     黄色い大地の斜面を彩る薄桃色の花。すもも、さくら、なし・・・。
    ここには、確かに人々の暮らしが息づいています。
    この厳しい自然環境の中で、人々が井戸を掘り、木を植え、文化を根付かせるまでには、どれだけの月日がかかったことでしょう。

     その村で、子どもらしく、そして、たくましく成長しているヤモ。ここには、彼の望むしあわせのすべてがあります。

     そのかけがえのないしあわせを一瞬にして壊してしまった戦争。
    娘も、最後のページを読むまでは、本当にヤモと同じように、子どもの目線で、子どもの心で、身近にあふれるしあわせな光景を楽しんでいました。
     ヤモが名づけた「春」という意味の名前の子羊。
    「うちの家族が増えたんだよ」と喜ぶヤモ。

     それなのに・・・。
    動物が大好きで、獣医になるのが夢の娘は、最後の一文を読んで、
    「えっ、この子(こひつじ)も?」と言ったきり、言葉を失ってしまいました。
    耳の垂れた、うちの子犬にそっくりな子羊・・・。
    戦火や兵士たちの残虐な行為を描くより、こんな愛らしい生まれたての真っ白な命の絵のほうが、何百倍も戦争の悲惨さ、愚かさを伝えられるんですね。

     私も、この絵本と同じような体験を実際にしました。
    夫が生まれ育ったヨーロッパの小国。ヤモの村のように、夏になると、プラムやさくらんぼがたわわに実る美しい国です。
     私にとっての第二の故郷を初めて訪れた日、ニュースからは伝わってこない、一人一人の様々な形での悲劇が存在することを知り、改めて戦争の恐ろしさを実感した思いでした。

     子ども時代の温かい思い出と記憶の中の美しい風景だけが、今も変わらず夫の心に残っています。

    投稿日:2012/02/08

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  • 地球市民として

    • ぎんにゃんさん
    • 30代
    • ママ
    • 京都府
    • 女の子3歳、男の子1歳

    中学生の国際理解教育の一環として手に取った一冊です。
    アフガニスタンの街外れの村の少年と父親の日常。穏やかで、淡々とした時間が流れます。途中途中でお兄さんが戦争に行ったとか、足をなくしたおじさんとか、戦争を思い起こさせる部分もあるものの、むごい表現は一切ありません。
    しかし、最後の1ページ。絵のない1ページのたった3行の言葉が、この作品のすべてを作り上げています。戦争はこわい。
    この本を読み聞かせた中学生に聞いてみました。「あなたが生まれたときからずーっと戦争が続いていたらどうだろう。戦争がない自分の国を知らずに生きていたらどうだろう。」子ども達は「想像できない」と答えました。容易には想像できないことですが、これが世界の現実です。
    ただの絵本ではなく、一つのジャーナリズムのような作品です。

    投稿日:2011/11/28

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  • 戦争の残酷さ

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    あんずやすもも、さくらんぼがたくさん実るパグマンの村。
    この村で生活する小さい男の子ヤモのお話です。

    小さいながらも町でさくらんぼうりを任せられるヤモ。
    苦労しながらもさくらんぼを売り、手伝いをしっかりできた喜びでいっぱいになる姿は、見ているとほのぼのとした気分になります。

    ヤモのお兄さんは戦地へ兵隊として行っています。
    ヤモが時折お兄さんのことを心配したりするのですが、町や村の雰囲気からは戦争のイメージがあまりありません。
    のんびりとした村の子供の成長を綴る絵本だとばかり思っていたのですが・・・違いました。

    最後の1ページを目にしたときに、胸が締め付けられる思いでした。
    それまでがあまりに幸せそうだっただけに。

    人々の幸せを奪う戦争。
    その残酷さを改めて思い知らされました。

    投稿日:2009/02/22

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  • 戦争により奪われる物の大きさを感じます。

    • 西の魔女さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子14歳、男の子10歳

    戦争の影が ずっとちらついているのですが
    少年ヤモとお父さんが村から町へ行商に出かける様子からは
    村の美しさ・町に住む人々の優しさばかりを感じます。
    だから 最後のページの文章が
    とても心に響きました。
    そこには 美しい村・パグマンは 
    戦争で破壊され
    今はもうないと記されているのです。
    戦争は無益で
    何の落ち度も無い人々の生活や命さえも
    奪ってしまうものなのだと感じます。
    平和学習と併せた時期に読んであげてもいいな…と思いました。

    投稿日:2008/07/02

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  • 種明かししないで〜

    • 千日紅さん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子4歳、女の子1歳

    反戦、というおおまかな情報だけで、そのほかの内容は何も知らずに読みました。

    それが、実によかった。
    知らなかったからこそ、生まれる感想というものもあります。

    なので、前情報なしに、まずは読まれることをおすすめします。

    投稿日:2007/05/11

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  • 5才の娘には「こわい」結末

    • ホートンさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子6歳、女の子5歳

    子供が家の手伝いをしてお金を稼ぎ、それで何かを買う……大きな成長の機会ですね。アフリカが舞台の『ジンガくんいちばへいく』という絵本もありましたが、やっぱり発展途上国の子供のほうがたくましい!というか、大人と見なされる年齢が早いですね。この絵本では、特にお兄さんが戦争に行ってしまっています。イヤでも大人にならざるをえないのでしょうが、彼は父を助ける自分に誇りを持ち、夢を持って育っています。それなのに、戦争は無残にもすべてを打ち砕いてしまうのですね。読み終わった後、5歳の娘は「この絵本怖い」といって二度と読んでくれと言いませんでした。子供にもわかっているようです。

    投稿日:2007/03/18

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  • 悲しいはなしです

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子13歳、男の子11歳

    題名とは違って、戦争で悲しい結末になっています。
    これは、フィクションではないです。
    いまでも、どこかの国で戦争が起こっています。

    小林さんが、子どもたちの小学校に来られました。
    残念ながら、私はお会いできませんでした。

    戦争の悲惨さを描くより、戦争で亡くなった人々の、平和だった
    暮らしを描く事で、より悲惨さが伝わってきます。

    投稿日:2006/12/16

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  • 衝撃的な最後です

    2歳の息子が、図書館で選んできたので、内容も確認せずに借りました。2歳児にしては字が多いと思いましたが、意外にも最後まで聞き入り、何度も何度も読んでとせがみます。
    登場する男の子の住む村で獲れたさくらんぼを、町で売って儲けたお金で羊を買います。描かれている世界がとても美しく、貧しいけれどお父さんがとても優しくて男の子も楽しそう。そんな普通の暮らしがほのぼのと描かれています。
    そして、最後のページに衝撃的なメッセージがありました。
    この村はその冬、戦争で破壊されたそうです。あとがきを読むと、この村は作者がアフガニスタンで見た実在する村がモデルで、男の子も実在の子だそうです。本の内容とラストがあまりに対照的で、涙がこぼれました。息子には’この村はもうないんだって。’と説明するのが精一杯でした。絵本ですが、ぜひ大人も読んで、戦争の事実を受け止めて欲しいと思いました。

    投稿日:2006/12/11

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  • このシリーズは、戦争によって引き裂かれた家族や友人、残された父子の働く姿を通し、町を愛する人々との交流に心が温まり、家族の絆の深さと言葉には出さなくても、願いはただ1つ。だという事が、優しいイラストと物語から伝わってくるメッセージ性のある素晴らしい作品です。
    優しいタッチで描かれたイラストを隅々まで拝見すると、一見、明るく楽しそうで幸せそうにも見えるのですが、銃を持った人が描かれており、緊張感さえ伝わって参ります(>_<)
    アフガニスタンにある小さな村に暮らす人々の人柄や生活を知り得る事が出来、世界中の平和を考える事が出来たこの作品を拝見させて頂き、良かったと思っております。

    投稿日:2006/07/15

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  • 美しい村が消える戦争の現実

    • レイラさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子11歳、男の子9歳

    本のタイトルにこのおはなしの重さがあります。
    アフガニスタンの美しい村の情景が静かに描かれます。
    そして最後に、「今はもうありません。」で終わります。
    子ども達にはまだ???でしたが、きっと何か伝わっていると思います。
    戦争という現実は、大切なもの、美しいものも一掃してしまいます。
    そして、日本では想像も付かないけれど、世界ではそういう現実が、
    今この同じ時間に起こっている、
    これは子ども達にも伝えたいことです。
    静かに、でも力強く訴えるこの絵本の素晴らしさに脱帽です。

    投稿日:2005/03/18

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