「しぜんのおくりもの」 ママの声

横長のかたちが、一見個性的な絵本に思えます。
作者が外国の方なので異国絵本という印象も感じますが、自然は全世界共通なので、共感できることもたくさんです。
自然ってやっぱり大切で、うまく共存していくべきものだと、つくづく感じますね。

イザベル・シムレールさんの生き物のスケッチ集。
アルファベット順に構成されていて、図鑑のような構成ですが、
作者によってズームされたスケッチ、という印象です。
でも、それによって、生き物の特徴が浮き上がってくるから不思議です。
装丁がかなり横長であることに面食らったのですが、
スケッチにあたって、長い部位を収めるには、まさにベストサイズだと思いました。
意外にじっくり見たことのない部位もあり、興味簿価く感じました。
折々に挟まれた、共存する光景は、生き物をまあるく包み込むようです。
生きもの万歳、という読後感です。